コニカミノルタ(4902)、産業革新機構と共同で米国で遺伝子診断事業展開のAmbry Genetics Corporationを買収
コニカミノルタ(4902)は、株式会社産業革新機構(東京都千代田区)との共同投資によりAmbry Genetics Corporation(米国カリフォルニア州、AG社)を子会社化することを決定し、AG社と契約を締結した。取得価額は概算902億円(フィー込)。
本件は、コニカミノルタのヘルスケア事業の米国販売子会社Konica Minolta Healthcare Americas, Inc.(以下、「KMHA」)と、産業革新機構との共同出資による現金交付型の合併取引により行われる。
出資比率はKMHA が60%、産業革新機構が40%となる。本件では逆三角合併方式が活用される。
AG社は、乳がん、大腸がん等の遺伝子診断事業を行っている。最先端の遺伝子診断技術、高度な商品開発力、高い検査処理能力等を背景に、がん領域を中心とした米国の遺伝子検査市場において中心的な存在となっている。
本件M&Aにより、コニカミノルタは、AG社の持つ最先端の遺伝子診断技術、高度な IT 解析技術、最新鋭の設備等を獲得する。さらに、自社の固有技術であるタンパク質高感度定量検出技術と、AG 社の遺伝子診断技術を合わせることで、プレシジョン・メディシン(個別化医療)の日本・アジア及び欧州展開を図る。
●今後のスケジュール
株式譲渡実行日 平成29年10月