大阪ソーダ(4046)、資生堂(4911)の分析機器製造販売子会社・資生堂医理化テクノロジーを買収
大阪ソーダ(4046)は、資生堂(4911)の連結子会社である資生堂医理化テクノロジー株式会社(京都市)の株式及び資生堂の中国現地子会社である資生堂(中国)投資有限公司のクロマトグラフィー部門を譲受けることに合意した。
本件に先立ち資生堂は、クロマトグラフィー事業に関連する権利義務等を会社分割の方法により資生堂医理化テクノロジーへ承継する。対価として 資生堂医理化テクノロジーは、資生堂に対し普通株式100株を交付する。
大阪ソーダグループは、ヘルスケア関連事業の育成及び強化を重点的に推進している。特に医薬品精製材料分野において液体クロマトグラフィー(HPLC)用シリカゲルについて、積極的な投資を行っている。
資生堂医理化テクノロジーは、資生堂のクロマトグラフィー事業におけるHPLC用シリカゲルおよびHPLCカラム、分析装置の製造受託会社。
本件M&Aにより、大阪ソーダは、クロマトグラフィー事業について、従来のHPLC用シリカゲルの豊富なラインアップに加え、カラム、分析装置の事業分野までの一貫生産を実現するほか、グループの医薬品原薬・中間体事業とのシナジーを創出することで、ヘルスケア関連事業の拡大を図る。
また、中国市場をはじめとするアジア地域での営業基盤の拡充を図ることで海外市場におけるプレゼンスを向上し、企業価値の増大を目指す。
●今後のスケジュール
株式譲渡等実行日 平成29年12月1日