栗田工業(6370)、水道管劣化予測ソフト開発の米国ベンチャー企業Fracta, Inc.を子会社化
栗田工業(6370)は、Fracta, Inc.(米国・デラウェア州)への出資を決定し、同社および同社出資者との間で出資契約を締結した。
栗田工業は、新たに発行されるFracta, Inc.株式の引受けに加え、既存株主からの発行済株式の取得を組み合わせることで、Fracta, Inc.株式の過半数(完全希薄化ベースで50.1%)を取得する。取得価額は約40億円。Fracta, Inc.は栗田工業連結子会社となる。なお栗田工業は、2020年から最大4年間をかけて、Fracta, Inc.を完全子会社化する予定。
栗田工業は、IoT/AIを水処理ソリューションの重要基盤の一つに位置付け、ビジネスモデル・ビジネスプロセスの変革を進めている。
Fracta, Inc.は、100%子会社のFracta(米国・カリフォルニア州、Fracta社)において、人工知能/機械学習を活用した水道管の劣化予測ソフトウエアサービスを提供している。
本件M&Aにより、栗田工業は、AIとMLの最先端技術およびノウハウを取得し、自社の水処理技術やサービスに適用することで、水と環境の分野でIoT/AIを活用した新たなデジタルビジネスの創出、拡大を図る。
●今後のスケジュール
株式譲渡実行日 平成30年5月31日