東海カーボン(5301)、米国のカーボンブラックメーカーSid Richardson Carbon社等を子会社化
東海カーボン(5301)は、Sid Richardson Carbon, Ltd(米国・テキサス州、SRC社)及びそのグループ会社SRCG, Ltd.(同)と New SRCG Genpar,LLC(同)の全持分を取得し子会社とすることを決定し、持分譲渡契約を締結した。
取得価額は概算341億円。
東海カーボンは、カーボンブラック事業を主要事業の1つに据え、中長期的な拡大を図っている。ファーネスブラック分野においては、アジアではリーディングカンパニーの地位を築いている。
SRC社は、米国においてトップクラスの生産能力を持つファーネスブラックメーカー。タイヤメーカーを中心に、欧米ユーザー、日系ユーザー向けにも確固たる顧客基盤を有する。
本件M&Aにより、東海カーボンは、北米市場の取り込み、北米の生産拠点確保によるグローバル供給体制整備や、欧米ユーザーとの取引拡大を図る。また、SRC社との技術交流により、生産性の向上及びコスト競争力の強化を目指す。これにより、カーボンブラックにおけるグローバルプレイヤーの一角としての地位確立、ひいては企業価値向上を目指す。
●今後のスケジュール
株式取得完了日 2018年9月上旬