事業承継セミナー

凸版印刷(7911)、ドイツのグローバル建装材印刷メーカー・Interprint社の全株式取得、完全子会社化

更新日:

凸版印刷(7911)は、Interprint GmbH(ドイツ・アルンスベルク市、Interprint社)の全株式をWrede Industrieholding GmbH & Co. KG(同市)より取得し完全子会社化することを決定し、株式譲渡契約を締結した。
取得価額は約480億円。

凸版印刷は、グローバルな事業展開の加速を重要な経営課題に位置づけており、海外売上高比率30%を目指して様々な分野でビジネス展開を進めている。
建装材事業は 1956年に開始し、現在グローバルに事業展開している。アメリカに自社建装材印刷工場を設立したほか、2017年にはスペインで欧州初の製造拠点買収するなど、海外での製造・販売体制を強化している。

Interprint社は、世界有数の建装材印刷メーカー。約1,300人の従業員と、ドイツ、アメリカ、ポーランド、マレーシア、中国、ロシア、ブラジルに生産拠点を保有するグローバル企業。

本件M&Aにより、凸版印刷は、Interprint社と両社の海外生産拠点と販売ネットワークを組み合わせることにより、建装材ビジネスのグローバルプラットフォームを確立し、地産地消体制を推進する。また、技術交流・共同開発を通じたソリューション力の向上や、生産ノウハウの共有による生産性の向上及び生産能力の最大化を図るなど、グローバル市場における建装材事業の拡大を推進する。

●今後のスケジュール
本契約の実行 2019年12月

印刷業界のM&A・事業承継の動向はこちら

印刷業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、印刷業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

凸版印刷に関連するM&Aニュース

TOPPANホールディングス、IoTソリューション会社のベルギーのSelinkoを買収

TOPPANホールディングス株式会社(7911)は、SelinkoSA(ベルギー)の株式を100%取得し、2024年10月に子会社化の手続きを完了した。TOPPANグループは、「印刷テクノロジー」をベースに「情報コミュニケーション事業分野」「生活・産業事業分野」「エレクトロニクス事業分野」の3分野にわたり幅広い事業活動を展開している。Selinkoは、IoTプラットフォーム事業、NFCタグインテグ

TOPPANホールディングス、バイオエコノミーの構築に向けてちとせグループと資本業務提携

TOPPANホールディングス株式会社(7911)は、ちとせグループの統括会社CHITOSEBIOEVOLUTIONPTE.LTD.(シンガポール、以下グループを総称して:ちとせグループ)と、化石資源に代わると期待される藻類などの生物資源やバイオテクノロジーを活用し、循環型の経済活動を行うバイオエコノミーの実現向けて、2024年10月に資本業務提携を締結した。TOPPANグループは、「印刷テクノロジ

TOPPANグループ、スウェーデンのAssaAbloy社から政府系IDソリューション企業の市民ID事業部門を買収

TOPPANホールディングス株式会社(7911)とグループ会社であるTOPPANNextPte.Ltd.(シンガポール)は、AssaAbloy社(スウェーデン)と、同社の政府系IDソリューション事業を推進するHIDCID(CitizenID:市民ID)部門(以下:HIDCID)の売買契約を締結した。TOPPANグループは、「印刷テクノロジー」をベースに「情報コミュニケーション事業分野」「生活・産業

TOPPAN、SNS広告・EC支援を行うココラブルを買収

TOPPANホールディングス株式会社(7911)のグループ会社であるTOPPAN株式会社(東京都台東区)は、株式会社ココラブル(東京都渋谷区)の株式を取得し、2024年3月29日に完全子会社化した。TOPPANは、情報系・生活系・エレクトロニクス系事業を行う。ココラブルは、SNS広告事業・EC支援事業等を行う。SNSマーケティングのノウハウを駆使した成果を上げるためのSNS広告の運用と、自社EC事

TOPPANホールディングス、イギリスのイベント企画運営会社Cross Media社を買収

TOPPANホールディングス株式会社(7911)は、英国で日本文化の発信イベント「HYPERJAPAN」を運営するCrossMediaLtd.(英国ロンドン、以下CrossMedia社)の株式譲渡契約を2024年1月31日に締結。2024年2月29日に連結子会社化を完了した。CrossMedia社は英国で最大級の日本文化発信イベント「HYPERJAPAN」を運営し、日本のアニメやマンガ等のコンテン

この記事に関連するタグ

「クロスボーダーM&A・子会社・株式譲渡」に関連するコラム

クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡契約書の基本

海外M&A
クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡契約書の基本

本記事では、クロスボーダーM&Aのスキームとして一般的な株式譲渡の場合に締結される株式譲渡契約書(英語ではSPA、SharePurchaseAgreementやStockPurchaseAgreementと表記されます。)について解説します。株式譲渡契約書(SPA)の一般的な内容一般的な株式譲渡契約書は概ね以下のような項目で構成されていることが多いです。売買の基本事項クロージング及びクロージング条

クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡の基本 ~法務~

海外M&A
クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡の基本 ~法務~

この記事では、クロスボーダーM&Aの手法として用いられることの多い株式譲渡について、基本的な事項をご紹介させていただきます。クロスボーダーM&Aとは日本企業が外国企業を譲り受けるIn-OutM&Aと外国企業が日本企業を譲り受けるOut-InM&Aを、国境をこえて行われるM&Aということで、クロスボーダーM&Aと呼びます。海外M&Aという呼ばれ方をする場合もあります。@sitelink株式譲渡とは株

関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip 2022」に登壇!

広報室だより
関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip 2022」に登壇!

2022年11月下旬に大阪市内で開催された関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip2022」(主催:株式会社ニューズピックス)で、株式会社日本M&Aセンターの渡部恒郎がトークセッションに登壇しました。当日の模様を紹介します。(写真左から)株式会社日本M&Aセンター取締役渡部恒郎氏、株式会社スマートメディア代表取締役成井五久実氏、株式会社USEN-NEXTHOLDINGS執行役員/事業

株式譲渡とは?中小企業のM&Aにおける手続き、税金をわかりやすく解説

M&A全般
株式譲渡とは?中小企業のM&Aにおける手続き、税金をわかりやすく解説

株式譲渡は、その特徴から中小企業のM&Aで多く用いられるスキームです。本記事では、株式譲渡の概要、メリットやデメリット、手続き、税金について解説します。株式譲渡とは株式譲渡とは、譲渡企業の株主が保有する株式を他社に売却し、会社の経営権を引き継ぐ手法です。株主は比較的簡便な手続きで対価を受け取ることができ、譲渡企業の法人格は引き続き存続します。譲渡後は、株主構成が変わるだけでなく、会社への影響も比較

社長交代の流れ、必要な手続きを解説

M&A全般
社長交代の流れ、必要な手続きを解説

企業にとって、社長の交代は、経営方針や企業の未来に大きな影響を及ぼす極めて重要なプロセスです。本記事では、代表取締役社長が交代するタイミング、必要な手続きについて概要をご紹介します。※本記事では、「社長=代表取締役」という前提で、社長交代が必要となるケースについて解説します。社長交代のタイミングとは?社長交代のタイミングは企業ごとに異なりますが、一般的には、社長の年齢や健康状態がきっかけとなるケー

ベトナムM&A成約事例:日本企業との資本提携でベトナムのリーディングカンパニーへ

海外M&A
ベトナムM&A成約事例:日本企業との資本提携でベトナムのリーディングカンパニーへ

ベトナムの成長企業が日本の業界大手企業と戦略的資本提携を実施日本M&AセンターInOut推進部の河田です。報道にもありましたように、河村電器産業株式会社(愛知県瀬戸市、以下「河村電器産業」)が、DuyHungTechnologicalCommercialJSC(ベトナム・ハノイ、以下「DH社」)およびDHIndustrialDistributionJSC(ベトナム・ハノイ、以下「DHID社」)の株

「クロスボーダーM&A・子会社・株式譲渡」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2019年6月
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30

月別M&Aニュース

注目ニュースワード