日東精工(5957)、分析計測機器事業を展開する三菱ケミカルアナリテックの全株式取得、子会社化
日東精工株式会社(5957)は、株式会社三菱ケミカルアナリテック(神奈川県大和市)の全株式を取得し、子会社化することを決定した。
日東精工は、1949年より流量計測機器の製造を開始し、主に化学、食品、飲料、医薬、造船等の業界へ販売を行っている。流量計の属する制御システム事業セグメントにおいて、近年は流量計単体からシステム制御装置へ製品構成を拡大するとともに、戸建て住宅の施工前調査用として高いシェアを誇る地盤調査機や、カメラを使った部品の画像検査機を手掛けるなど事業の拡充を図っている。
三菱ケミカルアナリテックは、三菱ケミカルの子会社で分析計測機器を製造・販売を行い、とりわけ元素計や水分計で高い評価を得ており、海外への販売ネットワークも有している。
本件M&Aにより、日東精工は、本製品の販売先業界が日東精工の流量計販売先と共通であるところも多いことから、顧客の共有化や製品開発ならびに製造の協働からの事業シナジー効果の創出を図る。
●今後のスケジュール
株式譲渡実行日 2020年4月1日