会社売却先シミュレーション

京セラ(6971)、NEC(6701)子会社の光学部品メーカー昭和オプトロニクスの全株式取得、子会社化

更新日:

京セラ株式会社(6971)は、日本電気株式会社(6701、NEC)との間で、NEC子会社の昭和オプトロニクス株式会社(東京都世田谷区)について、NECが保有する同社の全株式を譲り受ける株式譲渡契約を締結した。
取得割合は、93.53%。株式譲渡が完了した後、昭和オプトロニクスは、京セラの子会社「京セラ昭和オプトロニクス株式会社」として、京セラグループにて事業を開始する。

京セラは、1983年に開始した光学部品事業において、多品種材料を用いた小径から大径まで幅広いレンズの高い製造技術を有しており、車載用途やOA機器用途のレンズから、FA機器や医療機器向けの光学ユニットに至るまで、多岐にわたる分野に向けて製品を展開している。

NECは、パブリック事業、エンタープライズ事業など様々な事業を展開。
昭和オプトロニクス株式会社は、光学部品メーカー。1954年の設立以来、超高精度レンズ研磨技術、高耐力・低損失の成膜技術、優れた安定性が特長のレーザー技術をコアとして、宇宙関連や、露光機等の半導体製造装置、DNA解析装置等の医療機器といった高付加価値市場に向けた事業を積極的に展開している。

本件M&Aにより、京セラは、レーザー関連などの新市場に参入し事業領域を拡大を図る。今後、両社の技術融合によるシナジー効果と京セラがワールドワイドに保有する販売網および生産拠点の有効活用を通じた一層の事業拡大を図り、光学部品業界におけるトップメーカーを目指す。

窯業界のM&A・事業承継の動向はこちら

京セラに関連するM&Aニュース

リョービ、京セラ傘下との中国における合弁会社を分割・子会社化へ

リョービ株式会社(5851)は、2024年5月23日開催の取締役会において、リョービの持分法適用会社である京瓷利優比(大連)机器有限公司(中国・遼寧省、以下「KITCN」)の会社分割及び異動(連結子会社化)並びに商号変更を決議した。KITCNは、リョービと京セラ株式会社(6971)傘下の京セラインダストリアルツールズ株式会社(広島県福山市、以下「KIT」)が中国において合弁運営していた。リョービは

京セラ、フランスのNIXKA社を完全子会社化へ

京セラ株式会社(6971)は、NIXKAS.A.S.(フランスローヌ県、以下ニクスカ社)を完全子会社化する。京セラは、大手電子部品メーカー。通信機器、ソーラー発電システム、プリンター・複合機等、多角的な事業を展開している。ニクスカ社は、インクジェットプリントエンジンの開発・製造・販売を行っている。本件M&Aにより京セラは、プリントエンジン、インテグレーションサービスなどの新市場に参入し、プリントヘ

京セラ、米国でGaN製レーザーダイオード製品を開発・販売を展開するLaser社を完全子会社化

京セラ株式会社(6971)は、米国SoraaLaserDiode,Inc.(アメリカ・カリフォルニア州、SLDLaser社)との間で、SLDLaser社の京セラによる完全子会社化についての契約を締結した。京セラおよびグループでは、素材から部品、デバイス、機器、さらにはサービスやネットワーク事業にいたるまで、多岐にわたる事業をグローバルに展開している。SLDLaser社は、GaN(窒化ガリウム)製レ

京セラ(6971)、三菱マテリアル(5711)の連結子会社三菱マテリアルトレーディングの宝飾品事業を譲受け

京セラ株式会社(6971)は、三菱マテリアル(5711)の連結子会社、三菱マテリアルトレーディング株式会社(東京都中央区)の宝飾品事業を承継することを決定した。京セラは、独自技術により再結晶宝石を中心とした宝飾品事業を手掛けている。現在は、国内2店舗の直営店「クレサンベール」のほか、オンラインショップ「odolly」や、催事等を通じて、高い品質の技術により実現する宝飾品の魅力に富み、販売活動を行っ

京セラ(6971)、現地子会社を通じて米国医療機器メーカーRenovis社より脊椎製品・人工関節事業に関する資産譲り受け

京セラ(6971)は、米国統括会社KYOCERAInternational,Inc.(KII)が、現地企業のRenovisSurgicalTechnologies,Inc.(Renovis社)より、脊椎製品および人工関節事業に関する主な資産を譲り受けることについて合意した。京セラは、人工関節とデンタルインプラントを中心に医療用製品を製造し、主に日本国内で販売している。2017年より人工股関節の薬事

この記事に関連するタグ

「子会社・株式譲渡」に関連するコラム

関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip 2022」に登壇!

広報室だより
関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip 2022」に登壇!

2022年11月下旬に大阪市内で開催された関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip2022」(主催:株式会社ニューズピックス)で、株式会社日本M&Aセンターの渡部恒郎がトークセッションに登壇しました。当日の模様を紹介します。(写真左から)株式会社日本M&Aセンター取締役渡部恒郎氏、株式会社スマートメディア代表取締役成井五久実氏、株式会社USEN-NEXTHOLDINGS執行役員/事業

会社売却で知っておくべきポイントとは

事業承継
会社売却で知っておくべきポイントとは

事業を継いでくれる後継者が見つからない場合、残される選択肢は廃業、そして会社の売却です。本記事では、会社売却の動向、会社売却のメリットなどを整理したうえで、売却時の注意点や全体の流れについて解説します。この記事のポイント2025年には70歳以上の経営者が245万社に達し、約127万社が後継者不在。M&Aによる会社売却が成長加速の選択肢として注目されている。会社売却の主なメリットは存続、経営者の負担

会社売却とは?メリットや注意点、流れを解説

M&A全般
会社売却とは?メリットや注意点、流れを解説

会社売却とは?会社売却とは、会社の事業や資産を第三者に売却し、対価を受け取るプロセスを指します。近年は、企業規模に関わらず、中小企業の会社売却の件数も増加傾向にあります。中小企業において、会社売却が検討される具体的な場面としては「後継者が身近にいないため、外部に引き継ぎ手を求めるケース」「自社単独での成長に限界を感じ他社と手を組むケース」が考えられます。この記事のポイント中小企業における会社売却で

株式譲渡とは?中小企業のM&Aにおける手続き、税金をわかりやすく解説

M&A全般
株式譲渡とは?中小企業のM&Aにおける手続き、税金をわかりやすく解説

株式譲渡は、その特徴から中小企業のM&Aで多く用いられるスキームです。本記事では、株式譲渡の概要、メリットやデメリット、手続き、税金について解説します。株式譲渡とは株式譲渡とは、譲渡企業の株主が保有する株式を他社に売却し、会社の経営権を引き継ぐ手法です。株主は比較的簡便な手続きで対価を受け取ることができ、譲渡企業の法人格は引き続き存続します。譲渡後は、株主構成が変わるだけでなく、会社への影響も比較

社長交代の流れ、必要な手続きを解説

M&A全般
社長交代の流れ、必要な手続きを解説

企業にとって、社長の交代は、経営方針や企業の未来に大きな影響を及ぼす極めて重要なプロセスです。本記事では、代表取締役社長が交代するタイミング、必要な手続きについて概要をご紹介します。※本記事では、「社長=代表取締役」という前提で、社長交代が必要となるケースについて解説します。社長交代のタイミングとは?社長交代のタイミングは企業ごとに異なりますが、一般的には、社長の年齢や健康状態がきっかけとなるケー

家族に株式を譲渡する方法とは?相続、贈与、売買それぞれの特徴を解説

事業承継
家族に株式を譲渡する方法とは?相続、贈与、売買それぞれの特徴を解説

株式会社を家族に継がせるためには、オーナー経営者が持つ株式を、家族内の後継者に譲渡しなければなりません。その譲渡方法は3種類存在しますが、それぞれにメリット・デメリットがあり、また手続きの方法や税金などに違いがあります。本記事では、家族間で株式を譲渡する3つの方法についてご紹介します。事業承継は、今回ご紹介する親族承継のほか、従業員承継、外部への承継があります。それぞれの事業承継のポイントについて

「子会社・株式譲渡」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2020年3月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031

月別M&Aニュース

注目ニュースワード