ダイセル(4202)は、腸内フローラ検査「Mykinso」を展開するサイキンソーと資本業務提携
株式会社ダイセル(4202)は、株式会社サイキンソー(東京都渋谷区)と資本業務提携した。
「腸活」業界の標準・規格化に向け、共同研究を実施する。
ダイセルは、1919年に日本のセルロイド会社8社が合併して誕生。セルロース化学、有機合成化学、高分子化学、火薬工学をコア技術にして、化学製品、高機能材料、精密火工品システムなど、化学の枠を超えて、さまざまな分野でグローバルに事業を展開している。ヘルスケア領域では、嫌気性微生物を用いた発酵をコア技術とした腸内細菌代謝物(エクオール「フラボセル®」等)を軸に事業を展開している。
サイキンソーは、2014年に設立されたベンチャー企業。人の腸内細菌叢をDNA検査で明らかにし、AIで解析することで、腸内の不調や生活習慣病などの可能性や予防、生活改善に関する助言を行う腸内フローラ検査「Mykinso」を展開している。
本提携により、ダイセルは、注力分野の一つであるヘルスケア領域において、機能性食品素材のマーケティングならびに研究開発の加速を目指す。また、サイキンソーが持つクリニックなどの販路の活用や、製品群の腸活素材としてのブランド構築を目指す。