栗林商船、函館-青森間のフェリー事業を行う北日本海運の全株式取得へ
栗林商船株式会社(9171)は、北日本海運株式会社(北海道函館市)の全株式を取得し、子会社化することを決定した。
取得価額は、2,000百万円。
栗林商船は、北海道、仙台、東京および清水、名古屋、大阪に内航大型RORO船を運航する内航定期船事業、顧客ニーズに応え小型船を日本全国に運航する内航不定期船事業を主業としている。
また、内航大型RORO船が寄港する各拠点にはグループの港湾荷役会社ならびに協力会社があり、港湾における貨物の積揚、トラックを利用した内陸への集配を行う海陸一貫輸送サービスを提供している。
北日本海運は、一般旅客定期航路事業(函館-青森間カーフェリー)や内航運送取扱業を展開している。
本件M&Aにより、栗林商船は、函館-青森間フェリーの一層の一体運営が可能となり、共栄運輸と北日本海運が各々得意とする事業領域とネットワークを組み合わせることで事業シナジー効果の創出、効率的運営による頑強な事業基盤の構築を図る。
また、栗林商船グループは、内航海運業における豊富な経験と実績を有していることから、函館-青森間フェリーのさらなる成長を目指す。
・今後のスケジュール
株式譲渡実行日 令和2年9月1日