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フジ・メディア・HD、ディノス・セシールの「セシール」ブランド事業を譲渡へ

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株式会社フジ・メディア・ホールディングス(4676)の連結子会社である株式会社ディノス・セシール(東京都中野区)およびその子会社が行っている「セシール」ブランドの通信販売に関する事業を、ニフティ株式会社(東京都新宿区) に譲渡することを決定した。それに伴い、ディノス・セシールが新たに設立する予定の完全子会社にセシール事業を承継させ、新会社の発行済株式の全てをニフティに譲渡することとし、ディノス・セシールとニフティとの間で株式譲渡契約を締結した。

フジ・メディア・HDは、認定放送持株会社。放送事業を中心に、メディア・コンテンツ、都市開発・観光、その他の3つの事業セグメントで構成。事業面では緊密な関係を有する関連会社をはじめ、フジサンケイグループ各社と連携して幅広い領域で事業を展開するとともに、文化・芸術を通じた社会貢献活動に取り組んでいる。

子会社のディノス・セシールは、総合通信販売事業(カタログ・テレビ・インターネット等によるファッション、家具・インテリア、美容健康商品他の販売)、リテンションマーケティング事業、フラワーネット事業、法人向け事業(卸事業、広告事業他)、保険事業、催事・店舗事業を展開している。

ニフティは、ネットワークサービスとして、光ファイバーや高速モバイル通信のほか、LTE高速データ通信・音声通話対応サービス事業などを行っている。ニフティの親会社である株式会社ノジマ(7419)においては、デジタル家電専門店運営やキャリアショップ運営などを展開している。

本件により、フジ・メディア・HDは、セシールにおいてニフティのノウハウやリソースを活用することから事業価値向上を目指す。

・今後のスケジュール
株式譲渡実行日 2021年3月1日

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