SBIホールディングス、グループにおける英国拠点の強化・再編へ
SBIホールディングス株式会社(8473)は、連結子会社である株式会社SBI証券(東京都港区)、株式会社SBI新生銀行(東京都中央区)、およびShinsei International Limited(英国 ロンドン、以下SIL)は、グループ会社間の相互補完と機能強化を目的とした再編(子会社の異動および商号変更)に合意した。
SBIホールディングスは、金融サービス事業、アセットマネジメント事業等を行うグループの持株会社。
SILは、英国金融行為規制機構(The Financial Conduct Authority)より証券ライセンスの認可を受けている。
SBI証券およびSBI新生銀行は、株式譲渡契約を締結し、SBI新生銀行が100%を保有するSIL発行済全株式をSBI証券が取得する。
これにより、SILが担っていた欧州・中東における投融資案件のSBI新生銀行への情報提供の継続に加え、欧州における拠点機能の提供や日本株関連業務におけるSBI証券との一体的な運営を進め、SILの事業基盤拡大およびSBIグループ各社とのシナジー効果の発揮を目指す。
なお、SILは2023年度内に「SBI Shinsei International Limited」への商号変更を予定している。
SBI証券は本協働を通じ、海外活動・連携拠点としてアジア2拠点(香港、シンガポール)に加え、英国を中心とする欧州のカバーが可能となる。より質の高い情報やサービスを海外投資家等に提供するとともに、本邦発行体に対しても海外投資家等とのIR・コーポレートアクセス機会を充実させることで、ホールセールビジネスの拡大を目指す。
また、SBI新生銀行およびSILは、2021年12月にSBIグループの一員となって以降、法人ビジネス分野におけるSBIグループとの協業を推進していた。本協働により、SBI新生銀行の中期ビジョン「SBIグループ各社との価値共創」の実現に向け、SBI証券とSILの双方の強みを活かして事業の立ち上げを図る。