神明、九州大学発の創薬ベンチャーSENTAN Pharmaと資本業務提携へ
株式会社神明(東京都中央区)は、ヘルスケア事業への本格参入を目指し、九州大学発の創薬バイオベンチャーである株式会社SENTAN Pharma(福岡県福岡市)と資本業務提携契約を締結した。
神明は、米の精製から米糠・米油の製造、さらには食品の購入から生産、販売、輸出入までを一貫して手掛けている。また、これらを行う子会社の経営管理や関連事業も展開している。
SENTAN Pharmaは、医薬品、医療機器、医薬部外品の研究開発および健康食品の製造販売を行っている。「玄米胚芽抽出エキス」をナノ化し、水に溶ける「ガンマオリザノール※」を含んだ健康食品「玄米フーディクル」を開発した。
※ガンマオリザノール:お米の胚芽、ぬかに含まれる成分。
両社が協業することで、米の機能性を活かした商品の開発や新たな販路の開拓等に取り組む。
【資本業務提携の内容】
神明が総代理店として、既存製品の「玄米フーディクル」および、今後両社で共同開発する「米由来の機能性成分を活用した健康食品等」につき、国内および海外向けの販売体制を構築し、最適なマーケティング活動を通じて、お米の機能性を世界に広める。
また、ナノ化により吸収性が高まることから、健康食品や下記神明製品への活用のみならず、美容関連商材への展開等、可能性を探求しながら製品開発を進める。
※神明製品活用(事例)
・白米にナノ化ガンマオリザノールを付与し、「白米で玄米の栄養素」を持った製品の開発
・水稲生育段階でナノ化機能成分を吸収させ、「白米で機能成分摂取」可能な製品の開発