Spectee、NTTデータによる出資を受け入れ、協力関係強化へ
株式会社Spectee(東京都千代田区)は、株式会社NTTデータ(東京都江東区)による出資を受け入れ、防災領域での両社の持つ様々なアセットを活用した事業連携の推進、および海外展開に向け両社の協力関係を強化することで合意した。
Specteeは、災害発生時にソーシャルメディア上の投稿や気象データ、全国の道路・河川カメラの情報、自動車の走行データ(プローブデータ)等を収集・解析し、災害等による被害状況をリアルタイムに可視化・予測するサービスを展開している。
NTTデータは、電気通信事業、情報処理、情報通信に関する機器およびソフトウェアの開発、販売、構築、賃貸、保守などを行っている。
スペクティ等のベンチャー企業をはじめさまざまな企業と連携し、避難所情報、SNS情報、衛星やドローン等の災害対応に必要な各種情報を迅速に入手・共有等を可能にすることでプロアクティブな防災対応の実現を目指す「D-Resilio®連携基盤」を2023年6月末日より提供開始している。
スペクティとNTTデータは、両社の強みを活かし、既存サービスの付加価値向上や新サービスの創出、国内およびグローバルでの事業拡大等を目的として、以下の通り提携を進める。
(1) データドリブンの防災DXビジネスを通じた、日本国内およびグローバルで、両社の連携の加速および事業機会の拡大
(2) 両社の顧客基盤を通じて、両社のビジネスについての新たな顧客開拓
(3) 防災DXに関する技術提携への取り組み
(4) BCP対応に向けた新たなソリューションの開発を目指す
(5) 海外への事業展開に向けた協力体制の強化