成長戦略セミナー

フジ、マックスバリュ西日本と経営統合、3月1日より新生「フジ」へ

更新日:

株式会社フジ(8278)、株式会社フジ・リテイリング(愛媛県松山市、以下「フジR」)及びマックスバリュ西日本株式会社(広島県広島市、以下「MV西日本」)は、2023年11月22日 開催の各社取締役会において、2024年3月1日を効力発生日として、フジを存続会社、フジR及びMV西日本を消滅会社とする吸収合併を行うため、吸収合併契約を締結することを決議した。

フジを存続会社、フジR及びMV西日本を消滅会社とする吸収合併方式で、フジR及びMV西日本は解散する。

M&Aの目的、検討ポイントは業界・業種によって異なります。各業界・業種に精通した専門チームがあなたの会社のM&Aをご支援します。詳しくはコンサルタントまでお問合せください。

【合併の経緯及び目的】
フジ、フジR及びMV西日本は、2021年9月1日付「株式会社フジとマックスバリュ西日本株式会社の経営統合に関する基本合意書の締結についてのお知らせ」、2021年12月6日付「株式会社フジとマックスバリュ西日本株式会社による株式交換契約締結、株式会社フジの会2 社分割による共同持株会社フジの設立に関するお知らせ」及びフジによる2022年3月1日付「マックスバリュ西日本株式会社との経営統合に伴う持株会社体制への移行完了及び当社子会社の商号変更に関するお知らせ」のとおり、2024年3月の統合新会社の設立を円滑に進め、企業価値の最大化を図るため、2022年3月1日以降、フジを完全親会社、フジR及びMV西日本を完全子会社とする持株会社体制を敷いてきた。

同体制のもと、各社の役員等で構成される統合推進委員会を設置し、統合新会社の目指すべき姿や中期経営計画、組織体制等について協議を重ねてきた。

また、店舗開発やシステム関連、商品、物流、人事等、それぞれの分野毎に、各社の実務者で構成される分科会を設置し、相互の経営資源・ノウハウ、イオングループのリソース等の活用や重要課題について具体的な検討を行ってきた。

以上の協議・検討を踏まえた結果、当初予定どおり、フジを存続会社、フジR及びMV西日本を消滅会社とする合併を行い、統合新会社を設立することが、シナジー創出を更に推し進め、企業価値の最大化に資するものと判断した。

フジ、フジR及びMV西日本は、本合併により、中国・四国エリア及び兵庫県におけるドミナントを更に強め、地域環境の変化や競争の激化に対応し、持続的なお客さまの豊かなくらしづくりと、中国・四国地方の産業、社会、文化、雇用などの問題解決についてスピードを上げて取り組む。

【合併の日程】
取締役会決議日 2023年11月22日
合併契約締結日 2023年11月22日
合併契約承認株主総会 開催なし
合併期日(効力発生日) 2024年3月1日

【合併後の状況】
名称 株式会社フジ
本社所在地 広島県広島市南区段原南一丁目3番52号
本店所在地 愛媛県松山市宮西一丁目2番1号
代表者の役職・氏名 代表取締役社長 山口 普

事業内容 総合小売業(食料品、衣料品、日用雑貨品等の小売販売)
中国・四国・兵庫エリア10県にて「フジ」「フジグラン」「マックスバリュ」「マルナカ」「ザ・ビッグ」など合計514店舗を展開する

資本金 22,000百万円
決算期 2月末日


食品小売・コンビニ業界のM&Aと事業承継の動向・案件情報はこちら
M&Aの目的、検討ポイントは業界・業種によって異なります。各業界・業種に精通した専門チームがあなたの会社のM&Aをご支援します。詳しくはコンサルタントまでお問合せください。

フジに関連するM&Aニュース

フジ、子会社のフジ・TSUTAYA・エンターテイメントを吸収合併

株式会社フジ(8278)は、完全子会社であるフジ・TSUTAYA・エンターテイメント株式会社(愛媛県松山市、以下:FTE)を吸収合併することを決定した。フジを存続会社、FTEを消滅会社とする吸収合併方式で、FTEは解散する。また、フジは、本合併にあたり、フジがFTEに対して有する債権を放棄することを併せて発表した。フジは、総合小売業(食料品、衣料品、日用雑貨品等の小売販売)を行っている。FTEは、

フジ、完全子会社フジデリカ・クオリティを吸収合併へ

株式会社フジ(8278)は、完全子会社(孫会社)である株式会社フジデリカ・クオリティ(愛媛県松山市、以下FDQ)を吸収合併することを決定した。フジを存続会社、FDQを消滅会社とする吸収合併方式で、FDQは解散する。フジは、グループ経営管理事業および資産管理事業を行っている。近隣購買型ショッピングセンター「フジ」を運営する株式会社フジ・リテイリング(愛媛県松山市)、「マックスバリュ」「マルナカ」「ザ

フジ(8278)、広島県備後地区を中心にスーパーマーケット11店舗を経営するニチエーの全株式取得、子会社化

株式会社フジ(8278)は、株式会社ニチエー(広島県福山市)の会社分割による新設会社の全株式を取得することを決定し、ニチエーと株式譲渡契約を締結した。フジは、食料品、衣料品、日用雑貨品等の小売販売として、総合小売業を展開している。ニチエーは、広島県備後地区を中心にスーパーマーケット11店舗を展開している。新設会社は、事業承継するニチエーの全11店舗及び関連施設に関わる資産・負債と各種契約及び従業員

フジ(8278)とイオン(8267)、資本業務提携 中国・四国エリアでの市場を強化へ

フジ(8278)とイオン(8267)は、資本業務提携について合意し、資本業務提携契約を締結した。イオンは、フジ発行済株式総数の最大15.0%を既存株主から相対で取得する。また、フジはイオン子会社・マックスバリュ西日本株式をイオンから取得する。株式数は未定。フジは、四国4県、広島県、山口県で96店舗をスーパーマーケットを展開している。イオンは、グループにおいて、地域密着型経営の実践による中国・四国エ

フジ(8278)とツルハHD(3391)、レデイ薬局(3027)株式を公開買付けにより取得

株式会社フジ(8278)及び株式会社ツルハホールディングス(3391)は、フジとツルハHDとが共同して株式会社レデイ薬局(3027)株券等を公開買付けにより取得すること及びフジ、ツルハHDとレデイ薬局の間で資本業務提携契約を締結することを決定した。レデイ薬局は現在フジの持分法適用関連会社(所有割合34.32%)。本件によりフジは議決権保有比率を49%、ツルハHDは議決権保有比率を51%とすることを

この記事に関連するタグ

「吸収合併・合併・子会社」に関連するコラム

吸収合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

M&A全般
吸収合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

本記事では合併手法のうち、吸収合併について概要をご紹介します。吸収合併とは?吸収合併は、存続会社に消滅会社のすべての権利義務を包括的に承継させる合併手法の1つです。より効率的な経営を目指し、シナジー効果を創出することを目的に行われます。具体的には資産・負債や、取引先や従業員などが、消滅会社から存続会社へ包括的に承継されます。「包括的に承継される」とは、相続のように個々の承継手続きをとることなく、一

新設合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

M&A全般
新設合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

M&Aは大きく分けて「合併」と「買収」の2種類に分けられますが、新設合併は、組織再編を目的とする合併手法のひとつです。本記事では新設合併の概要をご紹介します。新設合併とは?新設合併とは、複数の組織や企業が合併し、新たな組織や企業を設立する合併手法です。一般的には、グループ内の企業を統合させることによるコスト削減や生産性の向上、事業規模の拡大などを目的に行われます。合併する複数の会社の法人格は消滅し

合併とは?買収との違い、種類やメリット・デメリット、事例を解説

M&A全般
合併とは?買収との違い、種類やメリット・デメリット、事例を解説

M&A(MergersandAcquisitions)は企業の合併・買収のことであり、「Mergers」が今回ご紹介する合併を指します。本記事では合併の概要や買収との違い、メリット・デメリット、必要な手続きなどについてご紹介します。合併とは合併とは、複数の組織や会社が法的に1つになることを指します。他のM&A手法と同様に、企業の成長力を高める目的で行われます。実務的には完全子会社化した後、一定の時

25社譲受して成長するハシダ技研工業の「M&Aは人助け」の凄み

広報室だより
25社譲受して成長するハシダ技研工業の「M&Aは人助け」の凄み

「M&Aは人助け」を信条に2008年から2022年までの間、買い手企業として計25社を譲受した大阪市のハシダ技研工業株式会社。火力発電所に使用されるガスタービン部品は高い技術力から、ゼネラル・エレクトリック(GE)社や三菱重工業など名だたる企業を取引先に持ち、自動ドアの自社ブランドも好調な製造業のグループ企業です。後継者のいない製造業を譲り受けながら成長を果たしています。事業はグループ売上高200

買収とは?目的やメリット、手法、流れをわかりやすく解説

M&A全般
買収とは?目的やメリット、手法、流れをわかりやすく解説

事業構造、産業構造が大きく変化する今、「買収」を検討している企業が年々増加しています。本記事では買収の概要、メリット、進める流れについてご紹介してまいります。買収とは「買収」とは、他の企業の株式取得を通じて、経営権を獲得することを指します。新たに自社で事業を立ち上げる場合に比べて、既にその事業分野で実績のある企業を取得するため、スピーディーに展開できる点が特徴です。買収をご検討の方は、希望条件(地

関連会社とは?関係会社・子会社との違いや、メリットなど解説

経営・ビジネス
関連会社とは?関係会社・子会社との違いや、メリットなど解説

関連会社に該当するかどうかは、議決権の割合によって定められています。本記事では関係会社や子会社との違いも含め、関連会社の概要についてご紹介します。関連会社とは?関連会社とは、親会社が議決権の20%以上を所有し「経営方針の決定に重要な影響を与えることができる会社」を指します。「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」で以下のように定義されています。~略~「関連会社」とは、会社等及び当該会社等

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2023年11月
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930

月別M&Aニュース

注目ニュースワード