株価算定シミュレーション

キーコーヒー、イタリアントマトの株式を売却

更新日:

キーコーヒー株式会社(2594 )は、連結子会社である株式会社イタリアントマト(東京都品川区)の保有株式全部及び貸付債権を株式会社日本共創プラットフォーム(東京都千代田区、以下、「JPiX」)に譲渡することを決定した。

なお、本件譲渡に伴い、イタリアントマトはキーコーヒーの連結対象から除外されることになるが、今後も変わらず取引は継続し、重要な取引先として営業協力を行っていく。

キーコーヒーは、海外におけるコーヒー農園事業から、コーヒーの製造、販売ならびにコーヒー関連事業経営に至るまでのコーヒーに関する総合企業。

イタリアントマトは、飲食店の経営及び、フランチャイズ事業、洋菓子の製造及び販売、並びに製造指導を行う。

キーコーヒーグループは新型コロナウイルス感染症流行により多大な業績への影響を受けた経緯を踏まえ、収益力の回復・強化を課題とし、事業構造改革に取り組み、その一環として事業ポートフォリオの見直しを行ってきた。

本件譲渡先のJPiXは潜在的に競争力のある国内企業に投資し、長期的視点で投資企業の経営リソースを最大限引き出して活かしつつ、投資先の企業価値向上を行う投資・事業経営会社であり、豊富な支援実績を有することからJPiXの傘下となることでイタリアントマトの更なる成長が見込めると判断し、本件譲渡の合意に至った。

・譲渡株式数、譲渡価額及び譲渡前後の所有株式の状況
異動前の所有株式数 262,121株(議決権所有割合:65.1%)

譲渡株式数     385,121株

※キーコーヒーは、2024年1月10日に株式会社バンダイナムコホールディングスと「株式譲渡契約」を締結済みであり、同年1月12日、同社より123,000株の譲渡を受け、1月31日にその全株式数と当社所有株式数とを合わせてJPiXへ譲渡する。なお、同社の株式譲渡額は非公表。

異動後の所有株式数 0株(議決権所有割合:0%)

・今後の予定
譲渡実行日  2024年1月31日

飲食(配達・テイクアウト・給食等)業界のM&A・事業承継の動向はこちら

キーコーヒーに関連するM&Aニュース

この記事に関連するタグ

「選択と集中・株式譲渡・カーブアウト・事業ポートフォリオ」に関連するコラム

カーブアウトとは?メリットや課題、進め方、企業事例を紹介

M&A全般
カーブアウトとは?メリットや課題、進め方、企業事例を紹介

~ある上場企業の経営企画部長の悩み~社長から「事業ポートフォリオ見直しに着手せよ」という指示を受けました。選択と集中は不可欠で、子会社や事業の切離し(カーブアウト)も視野に入れたいと社長は力説します。しかし、当社は買収実績があっても売却はほとんどしたことがない。さて、どうしたものか・・・。近年、事業ポートフォリオの見直しに伴う、グループ会社や事業の切り離し、つまりカーブアウトの動きが加速しています

事業ポートフォリオとは?作成するメリットや手順や最適化のコツを紹介

経営・ビジネス
事業ポートフォリオとは?作成するメリットや手順や最適化のコツを紹介

事業ポートフォリオとは事業ポートフォリオとは、企業が運営しているすべての事業を組み合わせて可視化したものです。事業ポートフォリオを作成すれば、それぞれの事業の収益性や成長性などを確認しやすくなります。企業経営において、経営資源を有効活用する目的で、どの事業に経営資源を投入するべきか検討するためのツールとして用いられます。なお、「ポートフォリオ」は例えば金融業界では投資家の預金や株式、債券の構成を指

日本ハムは、なぜマリンフーズを双日に売却したのか?ニュース解説動画

M&A全般
日本ハムは、なぜマリンフーズを双日に売却したのか?ニュース解説動画

M&A業界のキャリアが長いふたりが、世の中の動き、プレスリリースをもとに分析をするニュース解説動画がYouTubeでスタートしました。本記事では動画の内容をご紹介します。動画本編はこちらからご覧いただけます。西川:今年に入っていろいろなニュースがある中で、気になったのは「BIGBOSS」ですね。臼井:あぁ…BIGBOSS銘柄(笑)…、日ハムさんですね。西川:2022年2月9日、日本ハムの子会社の水

事業売却とは?会社売却との違い、メリット・デメリットを解説

M&A全般
事業売却とは?会社売却との違い、メリット・デメリットを解説

企業が不採算部門を整理し、主力事業へ経営資源を集中するなど、事業戦略の見直しを行う場面で活用されるのが、事業売却です。本記事では、事業売却の概要、メリット・デメリットなどをご紹介します。この記事のポイント事業売却は不採算部門の整理や経営資源の集中を目的とする。売り手にとっては、売却後も経営権を残せるという点が大きなメリットに挙げられる。買い手にとっては、譲受ける事業範囲を指定できる一方、事業に必要

今さら聞けない「PBR1倍割れ」とは?日本企業がとるべき対策は?

経営・ビジネス
今さら聞けない「PBR1倍割れ」とは?日本企業がとるべき対策は?

2023年3月、東京証券取引所(東証)から「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応等に関するお願いについて」が発表され、上場企業の多くで「PBR1倍割れ」が起きていること、資本収益性や成長性の観点で課題があることなどが指摘されました。東証が上場企業に対してこのような積極的な要請を行うのは異例として、大きな話題となりました。そして、東証が指摘したさまざまな課題のなかでも、特に注目を集めてい

事業ポートフォリオ変革をバックアップ!M&A仲介最大手による上場企業向け新サービスとは

M&A全般
事業ポートフォリオ変革をバックアップ!M&A仲介最大手による上場企業向け新サービスとは

日本M&Aセンターが上場企業の事業ポートフォリオ変革を多数お手伝いしていること、ご存じでしょうか。このたびサービスラインナップの拡充とともに、事業ポートフォリオの総合分析と個別事業に関するカーブアウト分析の簡易版について、無料でご提供を開始しました。専門チームを率いる西川大介成長戦略開発センター長に、どのようなサービスなのかを聞きました。日本M&Aセンター成長戦略開発センターのコンサルタントたち@

「選択と集中・株式譲渡・カーブアウト・事業ポートフォリオ」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2024年1月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031

月別M&Aニュース

注目ニュースワード