株価算定シミュレーション

吉野家HD、京都のラーメン店「キラメキノトリ」を買収へ

更新日:

株式会社吉野家ホールディングス(9861、以下:吉野家HD)は、キラメキノ未来株式会社(京都府京都市)の全株式を取得し、子会社化することを決定した。

吉野家HDグループは、牛丼チェーンの「吉野家」、「はなまるうどん」などのブランドを有する、外食事業を中心とした企業グループ。

キラメキノ未来は、京都市上京区に1号店「キラメキノトリ」を開業後、鶏白湯ラーメンや台湾まぜそばを主力商品に、現在、京都府・大阪府・奈良県・滋賀県に22店舗を展開している。

目的

本件M&Aは、吉野家HDが進めるラーメン事業戦略に合致し、また、2024年5月に株式を取得したラーメンスープ・麺の開発製造会社である宝産業株式会社とのシナジー創出が可能であるとの考えに至った。

またキラメキノ未来は、吉野家HDグループが保有する国内外の経営資源やネットワークを幅広く活用することで、国内外での成長拡大も見込まれることから、今後のグループのラーメン事業強化を図る。

株式の状況

異動前の所有株式数 0株(議決権所有割合:0.0%)
取得株式数 発行済株式の全て(決議権の割合:100.0%)
異動後の所有株式数 500株(議決権所有割合:100.0%)
取得価額 守秘義務契約に基づき非公開

日程

譲渡実行日:2025年1月7日(予定)

飲食店業界のM&A・事業承継の動向はこちら

飲食店業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、飲食店業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

吉野家ホールディングスに関連するM&Aニュース

吉野家HD、ラーメン店向け商材製造の宝産業を買収

株式会社吉野家ホールディングス(9861、以下「吉野家HD」)は、2024年4月26日開催の取締役会において、宝産業株式会社(京都府京都市)の全株式を取得し子会社化することを決議し、株式譲渡契約を締結した。吉野家HDは、牛丼チェーンの吉野家、はなまるうどんなどのブランドを有する、外食事業を中心とした企業グループ。宝産業は1970年に京都で創業し、ラーメン店向けの麺・スープ・タレなどの関連商品の開発

吉野家HD、連結子会社グリーンズプラネットの全株式をフライドグリーントマトへ譲渡へ

株式会社吉野家ホールディングス(9861)は、連結子会社である株式会社グリーンズプラネット(東京都港区)の全株式を、フライドグリーントマト株式会社(東京都港区、FGT)へ譲渡する株式譲渡契約を締結した。吉野家HDは、吉野家事業、はなまる事業、海外事業などを行っている。連結子会社グリーンズプラネットは、商業施設を中心に複数飲食店ブランドを展開している。FGTは、飲食業トータルプランニング業務、Mus

吉野家HD(9861)、連結子会社アークミールの全株式を焼肉チェーン店運営の安楽亭(7562)へ譲渡

株式会社吉野家ホールディングス(9861)は、連結子会社である株式会社アークミール(東京都中央区)が発行し、吉野家HDが保有するアークミールの全株式を、株式会社安楽亭(7562)へ譲渡することを決定した。吉野家HDは、牛丼を主力商品とする外食チェーンで、現在43社のグループ会社を擁し、世界23エリアで展開している。アークミールは、1970年に大阪府で日本発のステーキレストランチェーンである「ステー

吉野家HD(9861)とラーメン店運営のせたが屋、資本提携

株式会社吉野家ホールディングス(9861)は、株式会社せたが屋(東京都世田谷区)と資本提携することを決定した。吉野家HDはせたが屋株式を新たに取得し、議決権所有割合は66.5%となる。せたが屋は、「せたが屋」、「ひるがお」ブランドを代表とするラーメン店舗を展開していて、ベジタブルラーメンや調味料ゼロのラーメンの開発など、新しいラーメン作りにも積極的に取り組んでいる。吉野家HDは本件により、せたが屋

吉野家HD(9861)、どんを株式交換により完全子会社化

株式会社吉野家ホールディングス(9861)と連結子会社である株式会社どんは、吉野家HDを完全親会社、どんを完全子会社とする株式交換を行うことを決定した。どんの普通株式1株に対して、吉野家ホールディングスの普通株式0.040株を割当て交付する。どんは、「ステーキのどん」「フォルクス」「しゃぶしゃぶどん亭」「ドン・イタリアーノ」など4つの業態を展開しているレストランチェーン。吉野家HDは、どんの商品力

この記事に関連するタグ

「買収」に関連するコラム

企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

M&A全般
企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

事業承継や業界再編への対応策として、企業買収の動きは今後ますます加速することが考えられます。本記事では、企業買収の基礎を整理した上で、その種類やメリット・デメリット、具体的な流れなどについて解説します。この記事のポイントM&Aによる企業買収は、経営陣が他社の株式を取得し、経営権を獲得する手法で、目的には競争力強化や事業多角化がある。企業買収には友好的買収と敵対的買収があり、前者は経営陣との合意を経

M&Aのプロが振り返る2024年のM&Aニュース&2025年予測

M&A全般
M&Aのプロが振り返る2024年のM&Aニュース&2025年予測

日本M&Aセンターの中でも業界経験が豊富な2人が、世の中の企業のM&Aニュースを紐解き解説する「M&Aニュースサテライト」。今回は「2024年のM&Aニュースの振り返りと2025年のM&A動向の予測」をテーマに解説します。※本記事はYouTube動画の内容を編集してご紹介します。解説動画のポイント2024年のM&A市場は大きく変化し、特にTOBやMBO案件が目立つ年であった。特に「同意なき買収提案

TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

企業買収、組織再編、MBOのニュースで株式公開買付け(TOB)を目にする機会が急増しています。本記事ではTOBの概要、メリット・デメリット、事例についてご紹介します。この記事のポイントTOBは、対象企業の経営権取得を目的に、株主から株式を大量に買い付ける手法で、買付者が価格や期間を公告する。TOBのメリットは、買付者が計画的に買付けを行いやすく、株主は市場価格より高い価格で売却できる点がある。TO

バイアウトとは?目的や手法、メリット・デメリットをわかりやすく解説

M&A全般
バイアウトとは?目的や手法、メリット・デメリットをわかりやすく解説

企業が経営再建、事業継続を検討する手段のひとつにバイアウト(BuyOut)があります。本記事では、バイアウトの概要やそれぞれの手法の特徴、成功に導くためのポイントをご紹介します。バイアウトとは?バイアウト(BuyOut)とは、経営再建による事業継続や収益向上を目的に、経営者や従業員が自社の株式の過半数を取得し、経営権を握る買収手法を指します。一般的には、企業の経営陣や従業員が自身の資金や外部の投資

同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

M&A全般
同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

同意なき買収(敵対的買収)とは同意なき買収とは、経営権の獲得を目的に、対象会社の経営陣や株主などの合意を事前に得ることなく行う買収を指します。英語のhostiletakeoverに相当する買収が含まれます。同意なき買収が行われる背景には、企業の成長戦略や競争力強化の動機、株主の期待、経営陣と株主との対立、市場状況などが挙げられます。この記事のポイント同意なき買収(敵対的買収)は、企業の経営権を獲得

コングロマリットとは?メリットや企業事例を紹介

M&A全般
コングロマリットとは?メリットや企業事例を紹介

不透明な時代を生き抜くための戦略として、コングロマリット型経営は注目されており、国内ではその動きが活発化しています。本記事では、コングロマリットの特徴やメリットなどについて解説していきます。コングロマリットとはコングロマリット(conglomerate)とは、異なる業種や産業に属する複数の企業が経営統合を行い、1つの大きな企業グループを形成することを指します。コングロマリットは、さまざまな事業分野

「買収」に関連する学ぶコンテンツ

買収先の本格検討・分析

買収先の本格検討・分析

買収先の探し方でご紹介したように、買い手はノンネームシート、企業概要書で買収先についてM&Aを進めるかどうか検討します。本記事では、買い手が企業を検討する際流れと、陥りがちな注意点についてご紹介します。この記事のポイント買い手がM&Aを進める際、最初にノンネームシートや企業概要書を通じて対象企業を検討し、提携仲介契約を結んだ後に質疑応答を行う。M&Aの目的を明確にし、買収先にすべての問題解決を求め

買収先の探し方

買収先の探し方

買い手の相談先でご紹介したように、M&A仲介会社などパートナーを選定したら、いよいよ買収先の候補企業を探すステップに移ります。本記事ではM&A仲介会社を通じてお相手探しを行う主な方法について、日本M&Aセンターの例をもとにご紹介します。この記事のポイント買収先の探し方には「譲渡案件型」と「仕掛け型」の2つがあり、譲渡案件型ではノンネームシートや企業概要書を通じて情報を開示し、秘密保持契約を締結する

買い手がM&Aを行う目的

買い手がM&Aを行う目的

買い手の買収戦略には様々な目的があります。M&Aの成功に向けて、押さえておきたいポイントを確認していきましょう。この記事のポイント買い手がM&Aを行う目的には、市場シェアの拡大、事業領域の拡大、事業の多角化、人材獲得・技術力向上、効率性の向上がある。買収により、企業は迅速に成長を加速し、顧客ベースや販売チャネルを拡大することができる。M&Aにはコストや中長期的な取り組みが必要で、成約後の経営統合計

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2024年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031

月別M&Aニュース

注目ニュースワード