三菱重工(7011)、米国航空機用エンジンメーカーP&Wの中小型ガスタービン事業ユニットPWPSを買収
三菱重工業株式会社(7011)は、米国の航空機用エンジンメーカー、プラット・アンド・ホイットニー(P&W)の中小型ガスタービン事業ユニットであるプラット・アンド・ホイットニー・パワーシステムズ(PWPS)を買収することで合意し、P&Wの親会社である米複合企業、ユナイテッド・テクノロジーズと契約を締結した。
PWPSは航空機エンジン転用型ガスタービンを活用したエンジニアリング・組立・販売を主力に、ガスタービンのサービスやEPC(設計・調達・建設)なども手掛ける。また、同社はイタリアの低温熱源発電用タービンメーカーであるターボデン社も傘下に収めており、今回の買収に伴い、ターボデン社も系列に入る。
大容量の高効率機を中心にガスタービン事業を展開してきた三菱重工は、本件買収により、運用性に優れた航空機エンジン転用型の中小型ガスタービンにも事業領域を広げて、製品ラインアップを強化する。