事業承継セミナー

アサヒグループHD(2502)、欧州ビール4社を子会社化へ

更新日:

アサヒグループホールディングス株式会社(2502)は、Anheuser-Busch InBev SA/NV(AB InBev社)に対し、AB InBev社によるSABMiller plc(SABMiller社)の買収実行を条件として、SABMiller社のイタリア、オランダ、英国事業その他関連資産を取得するための法的拘束力のある最終提案を行った。買収価額は概算3,297億円。

アサヒグループHDは、酒類を中核とする総合飲料食品グループとして、日本発の『強み』を活かすグローバル展開を目指している。

AB InBev社及びSABMiller社は、ビールの製造販売を行っている。
今般、子会社化を目指しているSABMiller社のブランド「Grolsch」は400年、「Peroni」は150年以上の歴史を持つ世界有数のプレミアムビールブランドであり、欧州を中心に認知度が非常に高い。また、「Meantime」は英国のクラフトビールのパイオニア的ブランドであり、ロンドンなど都市部を中心に、若者に人気がある。

アサヒグループHDは、欧州における成長基盤を拡大するとともに、強力な販売ネットワークの活用による『スーパードライ』のプレゼンス向上などでシナジー発揮を見込む。

●今後のスケジュール
株式売買契約の締結 平成28年上期
AB InBev社によるSABMiller社買収の実行と同時に、本件買収を実行 平成28年下期

食品製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら

食品製造業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、食品製造業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

アサヒグループホールディングスに関連するM&Aニュース

アサヒグループジャパン、AI医療機器開発スタートアップのアイリスと資本業務提携

アサヒグループジャパン株式会社(東京都墨田区)は、アイリス株式会社(東京都中央区)と資本業務提携を締結した。アサヒグループジャパンは、アサヒビール、アサヒ飲料、アサヒグループ食品をはじめとするアサヒグループ内の国内30社以上を統括する中間持ち株会社。アイリスは、咽頭の画像と問診情報などをAIが解析し、インフルエンザに特徴的な所見などを検出することで、インフルエンザの判定を行う医療機器「nodoca

アサヒグループHD、連結子会社に会社分割により事業承継へ

アサヒグループホールディングス株式会社(2502)は、機能の一部である国内事業の事業管理等に関する事業を完全子会社であるアサヒグループジャパン株式会社(東京都墨田区)に会社分割により承継させることを決定し、アサヒグループジャパン社との間で吸収分割契約を締結した。本件は、アサヒグループHDを分割会社、アサヒグループジャパン社を承継会社とする吸収分割。分割する部門の事業内容は、国内事業の事業管理等に関

アサヒグループホールディングス(2502 )、豪州ビール製造販売のCUB Pty Ltdの全株式取得、子会社化

アサヒグループホールディングス(2502)は、Anheuser-BuschInBevSA/NVグループ(ベルギールーヴェン、ABInBev社)」が豪州・メルボルンで保有する全事業(以下、「CUB事業」)の取得についてABInBev社と合意に達し、株式売買契約を締結した。アサヒグループHDは、『中期経営方針』において、国際事業ではプレミアム化の推進とクロスセルの拡大展開を軸として、グループの持続的成

アサヒグループHD(2502)、100%子会社エルビーの全株式をポラリス・キャピタル・グループ運営のファンドに譲渡

アサヒグループHD(2502)は、ポラリス・キャピタル・グループ株式会社(東京都千代田区)との間で、アサヒグループHD100%子会社である株式会社エルビー(埼玉県蓮田市)の発行済全株式を、ポラリス社が運営するポラリス第四号投資事業有限責任組合等が設立するALPホールディングス株式会社に譲渡する株式譲渡契約を締結した。エルビー社は、乳酸菌飲料メーカー・販売会社として発足し、現在チルド無糖茶飲料でシェ

アサヒグループHD(2502)、青島ビールの株式を譲渡を検討へ

アサヒグループホールディングス(2502)は、保有する青島啤酒股份有限公司(青島ビール、中国・青島市)の株式の全部または一部を第三者に譲渡する検討を開始した。アサヒグループHDは青島ビール発行済株式の19.99%を保有している。アサヒグループHDは、国際事業について、既存事業のブランド強化・育成と新たな成長基盤の獲得を目標に掲げ、西欧事業や中東欧事業に注力している。また一方で、事業ポートフォリオの

この記事に関連するタグ

「クロスボーダーM&A・株式譲渡」に関連するコラム

クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡契約書の基本

海外M&A
クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡契約書の基本

本記事では、クロスボーダーM&Aのスキームとして一般的な株式譲渡の場合に締結される株式譲渡契約書(英語ではSPA、SharePurchaseAgreementやStockPurchaseAgreementと表記されます。)について解説します。株式譲渡契約書(SPA)の一般的な内容一般的な株式譲渡契約書は概ね以下のような項目で構成されていることが多いです。売買の基本事項クロージング及びクロージング条

クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡の基本 ~法務~

海外M&A
クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡の基本 ~法務~

この記事では、クロスボーダーM&Aの手法として用いられることの多い株式譲渡について、基本的な事項をご紹介させていただきます。クロスボーダーM&Aとは日本企業が外国企業を譲り受けるIn-OutM&Aと外国企業が日本企業を譲り受けるOut-InM&Aを、国境をこえて行われるM&Aということで、クロスボーダーM&Aと呼びます。海外M&Aという呼ばれ方をする場合もあります。@sitelink株式譲渡とは株

会社売却とは?メリットや注意点、流れを解説

M&A全般
会社売却とは?メリットや注意点、流れを解説

会社売却とは?会社売却とは、会社の事業や資産を第三者に売却し、対価を受け取るプロセスを指します。近年は、企業規模に関わらず、中小企業の会社売却の件数も増加傾向にあります。中小企業において、会社売却が検討される具体的な場面としては「後継者が身近にいないため、外部に引き継ぎ手を求めるケース」「自社単独での成長に限界を感じ他社と手を組むケース」が考えられます。この記事のポイント中小企業における会社売却で

大槻代表に聞く!新たなファンドコンセプトを持つAtoG Capital本格始動

広報室だより
大槻代表に聞く!新たなファンドコンセプトを持つAtoG Capital本格始動

2024年9月、日本M&Aセンターグループの一員として新たな一歩を踏み出した「株式会社AtoGCapital」。新たなファンドコンセプトを持つ会社ですが、どのようなコンセプトなのか、その取り組みや設立への想いをAtoGCapital代表取締役の大槻昌彦さんに聞きました。※会社設立は2023年12月、ファンドの1号ファンド設立は9月20日、出資実行完了は2024年10月23日AtoGCapital代

株式譲渡とは?中小企業のM&Aにおける手続き、税金をわかりやすく解説

M&A全般
株式譲渡とは?中小企業のM&Aにおける手続き、税金をわかりやすく解説

株式譲渡は、その特徴から中小企業のM&Aで多く用いられるスキームです。本記事では、株式譲渡の概要、メリットやデメリット、手続き、税金について解説します。株式譲渡とは株式譲渡とは、譲渡企業の株主が保有する株式を他社に売却し、会社の経営権を引き継ぐ手法です。株主は比較的簡便な手続きで対価を受け取ることができ、譲渡企業の法人格は引き続き存続します。譲渡後は、株主構成が変わるだけでなく、会社への影響も比較

社長交代の流れ、必要な手続きを解説

M&A全般
社長交代の流れ、必要な手続きを解説

企業にとって、社長の交代は、経営方針や企業の未来に大きな影響を及ぼす極めて重要なプロセスです。本記事では、代表取締役社長が交代するタイミング、必要な手続きについて概要をご紹介します。※本記事では、「社長=代表取締役」という前提で、社長交代が必要となるケースについて解説します。社長交代のタイミングとは?社長交代のタイミングは企業ごとに異なりますが、一般的には、社長の年齢や健康状態がきっかけとなるケー

「クロスボーダーM&A・株式譲渡」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2016年2月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
2829

月別M&Aニュース

注目ニュースワード