大成ラミック(4994)、東洋製罐グループHD(5901)マレーシア子会社の株式を取得
大成ラミック(4994)は、東洋製罐グループHD(5901)の連結子会社である東洋製罐株式会社が保有するMalaysia Packaging Industry Berhad(マレーシアクアラルプール、MPIB)の株式54.95%を取得し子会社化することを決定した。取得価額は約98百万円。
東洋製罐グループは、平成18年3月にMPIBを子会社化し、同社をASEAN地域におけるフィルム事業の拠点と位置付け、グループ全体のグローバル化の進展および企業価値の向上を図ってきた。
MPIBはタイ、ベトナム、インドネシアへの輸出などASEAN地域におけるフィルム事業の拠点として役割を果たしてきた。だが近年は原材料価格の上昇や人件費の高騰などの影響により利益を確保することが困難な状況が続いていた。
大成ラミックは MPIBの主力製品の一つである 食品用包装フィルム事業に強みを有し、海外事業として今後も高い成長が期待されるASEAN地域を新たな成長戦略の柱として位置づけている。
大成ラミックは、MPIBをASEAN地域におけるリージョナルヘッドクォーター(地域戦略拠点)と位置付け、同社を子会社化する。
●今後のスケジュール
株式譲渡実行日 平成28年9月上旬