キリンHD(2503)、ミャンマーの大手ビールメーカーへ過半数出資
キリンHD(2503)の東南アジア地域持株会社のキリンHDシンガポール社は、ミャンマー・エコノミックHD社(ミャンマーヤンゴン市)の一部門であるマンダレー・ブルワリー(ミャンマーマンダレー市)を新たな合弁会社として設立し、その過半数に出資すること、及び自身が保有するミャンマー・ブルワリー社(ミャンマーヤンゴン市)の株式のうち発行済株式総数の4%をミャンマー・エコノミックHD社に譲渡することを決定した。
マンダレー・ブルワリーへの出資金額は約4.9億円で、出資比率はキリンHDシンガポール社が51.0%、ミャンマー・エコノミックHD社が49.0%となる。
ミャンマー・ブルワリー株式の譲渡価額は約45.5億円。
キリンHDシンガポール社は、2015年8月にミャンマー・ブルワリー社株式の55%を取得し、ミャンマー・エコノミックHD社を合弁パートナーとしてミャンマー第1位のビール事業を展開してきた。
ミャンマー・エコノミックHD社は、軍人、退役軍人やその家族への福祉を目的としたファンドの運用を行っている。
マンダレー・ブルワリーは、ミャンマーにおいてビールの製造・販売を行う。
本件M&Aにより、ミャンマー南部のヤンゴン市に加え、ミャンマー北部においても製造・出荷拠点を獲得し、ミャンマーのビール市場におけるポジションをより強固なものとすることで、市場成長のより確実な取込みを図る。