東芝(6502)、連結子会社の石炭火力発電事業を大和証券(8601)傘下のファンドに譲渡
東芝(6502)は、子会社である株式会社シグマパワー有明(東京都港区)が、保有する三池発電所における石炭火力発電事業を、大和証券グループ本社(8601)傘下のファンドに譲渡することを決定した。具体的な譲渡先は、大和証券グループ本社子会社の株式会社IDIインフラストラクチャーズ(東京都港区)が運用するファンドであるIDIインフラストラクチャーズ3号投資事業有限責任組合。
譲渡価額は220億円。
本件は、シグマパワー有明が会社分割により新規設立する株式会社三池火力発電所(東京都港区)に本件対象事業を承継させ、三池火力発電所の全株式をIDI3号ファンド傘下の特別目的会社に譲渡する新設分割方式で行う。
三池火力発電所は普通株式10,000株を発行し、シグマパワー有明に全てを割当交付する。
三池発電所における石炭火力発電事業は、九州の重要なベース電源の一つとして高い収益性を維持しているが、電力市場の環境変化に合わせた継続的な設備投資や事業体制の拡充が必要とされることが見込まれる。
本件により、東芝は、収益力及び財務基盤の強化を図る。
●今後のスケジュール
本新設分割の効力発生日 平成29年3月31日
本株式譲渡の実行日 平成29年3月31日