博報堂DYホールディングス(2433)、秘密計算技術研究・開発のスタートアップ企業 EAGLYSと資本業務提携
博報堂DYホールディングス(2433)は、生活者の情報行動・購買行動・意識といったデータにテクノロジーを掛け合わせて開発した博報堂DYグループ独自のマーケティングデータ基盤である生活者DMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)と企業の保有するデータとの連携をより安全かつ高度に行うことを目的に、EAGLYS株式会社(東京都渋谷区)の株式を取得し、資本業務提携を行った。
博報堂DYグループは、多種多様な生活者データを収集、整理・統合、解析し、マーケティングソリューションを提供している。対応力の強化と、生活者データの効率的な管理、分析基盤の構築等、生活者データの利活用に取り組んでいる。
近年、データの有効活用が求められる一方で、生活者や社会に関するデータをマーケティング等に利活用する際の取り扱いや企業間でのデータ連携において、プライバシー保護やデータセキュリティに課題があった。
EAGLYSは、データを暗号化した状態で任意の処理を行う秘密計算技術の研究、設計、開発および導入支援を行うスタートアップ企業。
本提携により、博報堂DY HDは、EAGLYSと共同で秘密計算技術によるAI技術を活用したデータ連携、分析モデル・システム構築等の研究を進め、安全かつ有用なデータの利活用に向けた研究開発、実証実験を行う。また、多様なデータホルダー企業・団体とのデータ連携を図るとともに、企業間のデータ連携促進や新たなマーケティング・ソリューションの開発を目指す。