日東紡(3110)、中国の染色加工及び芯地製造子会社の全持分を現地企業へ譲渡
日東紡(3110)は、100%子会社である日東紡(中国)有限公司(中国江蘇省)の全持分を、浙江銀瑜新材料股份有限公司(中国浙江省、銀瑜)に譲渡することを決定した。
日東紡は、日東紡(中国)有限公司において、織物等の染色整理加工及び芯地製品の製造及び販売を行ってきた。しかしながら、人件費や環境規制強化に対応するコストの上昇や円安人民元高の進行等による競争力の低下、価格競争の激化の影響による同社の業績低迷を受けて、抜本的な対策を検討していた。
銀瑜は、化学繊維製品等の製造、加工及び販売を行っている。
なお本件完了後も日東紡は、中国子会社を通じて、日東紡(中国)有限公司の販売・生産・開発のサポートを行う方針。
本件M&Aにより、日東紡は、現地資本による繊維事業の運営の効率化を図り、更なる競争力強化を推進する。