成長戦略セミナー

島津製作所、日水製薬の株式を公開買付けにより取得へ

更新日:

株式会社島津製作所(7701)は、日水製薬株式会社(4550)の普通株式を、公開買付け(TOB)により取得することを決定した。
買付代金は17,633,724,556円(買付予定数10,288,054株に公開買付価格1,714円を乗じた金額)。
買付け等後における株券等所有割合は45.94%となる。残りの54.06%については、日水製薬が親会社である日本水産より自社株公開買付けを行う予定。

島津製作所は、計測機器・医用機器事・航空機器・産業機器事業などを行っている。日水製薬とはノロウイルス検出試薬キットや新型コロナウイルス検査試薬キットの販売提携など、臨床検査市場において業務提携を行ってきた。

日水製薬は、臨床診断薬・臨床診断薬事・臨床診断薬事業などを行っている。

本件により、島津製作所は、日水製薬とともに臨床検査市場における新製品の開発、日水製薬の抗体の開発・製造能力を活用した新たな試薬の製造手法確立、日水製薬のもつ細胞培養関連技術を活用した新規ソリューション開発を目指す。

・今後の予定
2022年6月下旬~2022年7月下旬 公開買付けに係る公開買付期間
2022年8月上旬~2022年9月上旬 自社株公開買付けに係る公開買付期間

業務用・産業用機械製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら

島津製作所・日水製薬に関連するM&Aニュース

島津製作所、 米国の分析機器メンテナンス・サービス会社Zef Scientific Inc.を買収

株式会社島津製作所(7701)は、2024年4月1日付で米国子会社のShimadzuScientificInstruments,Inc.(米国メリーランド州、以下SSI社)を通じて、ZefScientificInc.(米国カリフォルニア州、以下Zef社)の全株式を取得して、Zef社をSSI社の子会社とした。Zef社の買収により、北米におけるアフターサービスの拡大と体制の強化を図る。島津製作所は、分

島津製作所、米Activated Research Companyからマイクロリアクター事業を買収

株式会社島津製作所(7701)は、ActivatedResearchCompany,LLC(米国ミネソタ州、以下ARC)からガスクロマトグラフ(GC)用触媒マイクロリアクター(以下、マイクロリアクター)事業を買収した。ARCは、GC用の触媒マイクロリアクターの優れた技術力と製造ノウハウを持つ、北米の研究開発型スタートアップ。島津製作所とは2016年以来取引関係にある。島津製作所は、本買収により、A

島津製作所、仏Biomaneo,SASを完全子会社化

株式会社島津製作所(7701)は、臨床向けソフトウェア製品と人材の獲得を目的に、Biomaneo,SAS(フランスディジョン、以下Biomaneo社)を完全子会社化した。島津製作所は、分析計測機器の大手。分析計測機器・医用画像診断機器・航空/海洋/磁気計測機器等の開発・製造を行っている。Biomaneo社は、臨床分野に強みを持つ、ソフトウェア・試薬キット会社。病院内システムと各種検査装置を繋ぐソフ

島津製作所、ファンドを通じ米ChromaCode,Inc.に出資

株式会社島津製作所(7701)は、5月19日にCVCファンド「ShimadzuFutureInnovationFund」(以下ShimadzuFIF)を通じて、遺伝子検査の拡張技術を有するスタートアップChromaCode,Inc.(米国カリフォルニア州、以下ChromaCode社)に出資した。本件はShimadzuFIFの出資第1号となる。島津製作所は、分析計測機器の大手。分析計測機器・医用画像

この記事に関連するタグ

「株式譲渡・TOB」に関連するコラム

日立のM&Aプレスリリースから読み解く!価格交渉の背景とは?

M&A全般
日立のM&Aプレスリリースから読み解く!価格交渉の背景とは?

日本M&Aセンターの中で特に業界での経験豊富な二人のスペシャリストが、世の中の企業のM&Aの動き、プレスリリースを中心に解説する「M&Aニュースサテライト」。今回は前回に引き続き日立製作所による日立物流の売却をテーマに解説します。(本記事ではYouTube動画の概要をご紹介します。)日立製作所と日立物流が正式発表へ西川:前回(日立製作所が日立物流を売却へ!M&Aの狙いとは)につづき日立物流パート2

会社売却とは?メリットや注意点、流れを解説

M&A全般
会社売却とは?メリットや注意点、流れを解説

会社売却とは?会社売却とは、会社の事業や資産を第三者に売却し、対価を受け取るプロセスを指します。近年は、企業規模に関わらず、中小企業の会社売却の件数も増加傾向にあります。中小企業において、会社売却が検討される具体的な場面としては「後継者が身近にいないため、外部に引き継ぎ手を求めるケース」「自社単独での成長に限界を感じ他社と手を組むケース」が考えられます。この記事のポイント中小企業における会社売却で

株式譲渡とは?中小企業のM&Aにおける手続き、税金をわかりやすく解説

M&A全般
株式譲渡とは?中小企業のM&Aにおける手続き、税金をわかりやすく解説

株式譲渡は、その特徴から中小企業のM&Aで多く用いられるスキームです。本記事では、株式譲渡の概要、メリットやデメリット、手続き、税金について解説します。株式譲渡とは株式譲渡とは、譲渡企業の株主が保有する株式を他社に売却し、会社の経営権を引き継ぐ手法です。株主は比較的簡便な手続きで対価を受け取ることができ、譲渡企業の法人格は引き続き存続します。譲渡後は、株主構成が変わるだけでなく、会社への影響も比較

TOB(株式公開買付け)とは?目的など概要をおさらい

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的など概要をおさらい

TOB(株式公開買付け)とは?TOBとは、株式公開買付け(TakeoverBid)の略で、対象企業の経営権取得を目的に、株式の買付価格や期間、株式数などを公告し、取引所外で多くの株主から大量に買付ける手法を指します。一般的にTOBを仕掛ける買収側を「公開買付者」、実施される側を「対象者」と呼びます。東京証券取引所の市場再編やPBR(株価純資産倍率)改善要請を背景に、成長を意識した買収、上場企業への

社長交代の流れ、必要な手続きを解説

M&A全般
社長交代の流れ、必要な手続きを解説

企業にとって、社長の交代は、経営方針や企業の未来に大きな影響を及ぼす極めて重要なプロセスです。本記事では、代表取締役社長が交代するタイミング、必要な手続きについて概要をご紹介します。※本記事では、「社長=代表取締役」という前提で、社長交代が必要となるケースについて解説します。社長交代のタイミングとは?社長交代のタイミングは企業ごとに異なりますが、一般的には、社長の年齢や健康状態がきっかけとなるケー

同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

M&A全般
同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

同意なき買収(敵対的買収)とは同意なき買収とは、経営権の獲得を目的に、対象会社の経営陣や株主などの合意を事前に得ることなく行う買収を指します。英語のhostiletakeoverに相当する買収が含まれます。同意なき買収が行われる背景には、企業の成長戦略や競争力強化の動機、株主の期待、経営陣と株主との対立、市場状況などが挙げられます。この記事のポイント同意なき買収(敵対的買収)は、企業の経営権を獲得

「株式譲渡・TOB」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2022年5月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031

月別M&Aニュース

注目ニュースワード