株価算定シミュレーション

日本製鉄、連結子会社3社間で経営統合へ

更新日:

日本製鉄株式会社(5401)の連結子会社である松菱金属工業株式会社(埼玉県飯能市)、日鉄精鋼株式会社(大阪府堺市)および日鉄鋼線株式会社(岐阜県関市)の3社は、本年10月1日付で各社が経営統合することを決定し、合併契約を締結した。

今後、各社の株主総会の承認を得た上で、本年10月1日付で「日鉄プロセッシング株式会社」として発足する予定。

松菱金属工業を吸収合併存続会社とする日鉄精鋼・日鉄鋼線それぞれとの吸収合併。

日本製鉄は、大手鉄鋼メーカー。製鉄、エンジニアリング、ケミカル・マテリアル、システムソリューションの各事業を展開している。

松菱金属工業は、磨棒鋼、冷間圧造用鋼線および素形製品の製造・販売を行っている。

日鉄精鋼は、鉄鋼線材の二次加工メーカーで冷間圧造用鋼線(CH鋼線)・磨棒鋼・ビードワイヤーの開発・製造・販売を行っている。

日鉄鋼線は、鉄鋼材料の二次加工(酸洗被膜処理、伸線引抜加工、熱処理加工)を行っている。

本経営統合により日本製鉄は、各社の強みを日本国内の全国区で組み合わせることで、日本製鉄グループとして顧客対応力のさらなる充実、サプライチェーン・BCPの強化、商品の高度化、今後の脱炭素化社会に向けた新たな需要へのソリューション提供等、顧客・取引先各位からの信頼向上を図れるよう、万全の体制を整える狙い。

・今後の予定
経営統合の期日 2023年10月1日

鉄鋼・金属製品製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら

日本製鉄に関連するM&Aニュース

日本製鉄、ブラジルのウジミナス保有株式をテルニウムへ売却

日本製鉄株式会社(5401)は、2025年11月5日、持分法適用会社であるUsinasSiderúrgicasdeMinasGeraisS.A.(ブラジル・ミナスジェライス州、以下:ウジミナス)の株主間協定対象の全株式(約149.4百万株)を、TerniumInvestmentsS.àr.l.(ルクセンブルク)に譲渡する契約を締結した。日本製鉄は、日本で最大手の鉄鋼メーカー。グループでは、製鉄事業

日本製鉄、黒崎播磨の完全子会社化に向けTOB実施へ

日本製鉄株式会社(5401)は、黒崎播磨株式会社(5352)の普通株式を、公開買付け(TOB)により取得することを決定した。黒崎播磨は、TOBに対して賛同を表明している。TOB完了後、黒崎播磨株式は上場廃止となる見通し。日本製鉄グループは、製鉄事業を主体に、エンジニアリング事業、ケミカル&マテリアル事業、システムソリューション事業を行っている。黒崎播磨は、各種工業窯炉に使用する耐火物全般の製造販売

日本製鉄、米USスチールの買収成立を発表

日本製鉄株式会社(5401)およびその完全子会社であるNipponSteelNorthAmerica,Inc.(米国テキサス州)とUnitedStatesSteelCorporation(米国ペンシルベニア州、以下:USスチール)は、2025年6月18日に、パートナーシップが成立したことを発表した。日本製鉄は、普通株226,576,075株(100%)取得、買収総額は、およそ142億米ドル。両社は

日本製鉄、米USスチールとのパートナーシップに関するトランプ大統領の承認を発表

UnitedStatesSteelCorporation(米国ペンシルベニア州、以下:USスチール)と日本製鉄株式会社(5401)及びその完全子会社であるNipponSteelNorthAmerica,Inc.(米国テキサス州)は、2025年6月14日(日本時間)、トランプ大統領が、米国鉄鋼業において、両社のパートナーシップを承認したことを発表した。なお、両社は、米国政府との間で国家安全保障協定を

山陽特殊製鋼、TOB成立で4月23日上場廃止

日本製鉄株式会社(5401)による、山陽特殊製鋼株式会社(5481)の公開買付けが2025年3月18日をもって終了、TOBが成立したことをうけ、2025年3月28日付の取締役会において、山陽特殊製鋼の特別支配株主である日本製鉄による山陽特殊製鋼株式に係る株式売渡請求の承認を受けた。山陽特殊製鋼の株式は、株式会社東京証券取引所の上場廃止基準に該当し、2025年4月23日をもって東京証券取引所プライム

この記事に関連するタグ

「吸収合併・合併・子会社・連結・経営統合」に関連するコラム

合併とは?買収との違い、種類、メリット、デメリット、手続き、注意点を解説

M&A全般
合併とは?買収との違い、種類、メリット、デメリット、手続き、注意点を解説

企業の合併は、競争が激化するビジネス環境において、成長戦略の一環として注目されています。合併を通じて、企業は資源の最適化や市場シェアの拡大、技術革新の促進を図ることができます。しかし、成功する合併には戦略的な計画と文化の統合が欠かせません。本記事では合併のメリットとデメリット、手続きなど、合併の概要を紹介します。この記事のポイント企業の合併は、2つ以上の企業が統合し新しい法人を形成することを指す。

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

M&Aのスキームの種類とは?それぞれの特徴やメリット、選び方を解説

M&A全般
M&Aのスキームの種類とは?それぞれの特徴やメリット、選び方を解説

M&Aは、企業の成長戦略や事業承継の手段として広く活用されています。M&Aは、事業承継や経営資源の補完、新規市場への参入など、さまざまな目的で実施され、その目的や状況に応じて選択すべきスキーム(手法)は異なります。本記事では、代表的なM&Aスキームである株式譲渡や会社分割、事業譲渡、株式交換のほか、第三者割当増資、合併について解説します。この記事のポイントM&Aは、その目的に応じて、株式譲渡・事業

吸収合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

M&A全般
吸収合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

本記事では合併手法のうち、吸収合併について概要をご紹介します。この記事のポイント吸収合併は、存続会社が消滅会社の権利義務を包括的に承継し、効率的な経営とシナジー効果を目指す手法。吸収合併の特徴として、資産や負債が一括承継され、許認可も維持される点がある。主な手続きは取締役会の決議、合併契約の締結、債権者保護手続き、株主総会の決議などが含まれる。[cta][mokuji]吸収合併とは?吸収合併は、存

新設合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

M&A全般
新設合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

M&Aは大きく分けて「合併」と「買収」の2種類に分けられますが、新設合併は、組織再編を目的とする合併手法のひとつです。本記事では新設合併の概要をご紹介します。この記事のポイント新設合併は、複数の企業が合併し新たな法人を設立する手法で、コスト削減や生産性向上を目的とする。吸収合併とは異なり、すべての法人格が消滅し、資産・負債が新設会社に引き継がれる。デメリットには手続きの複雑さ、免許の引き継ぎができ

25社譲受して成長するハシダ技研工業の「M&Aは人助け」の凄み

広報室だより
25社譲受して成長するハシダ技研工業の「M&Aは人助け」の凄み

「M&Aは人助け」を信条に2008年から2022年までの間、買い手企業として計25社を譲受した大阪市のハシダ技研工業株式会社。火力発電所に使用されるガスタービン部品は高い技術力から、ゼネラル・エレクトリック(GE)社や三菱重工業など名だたる企業を取引先に持ち、自動ドアの自社ブランドも好調な製造業のグループ企業です。後継者のいない製造業を譲り受けながら成長を果たしています。事業はグループ売上高200

「吸収合併・合併・子会社・連結・経営統合」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード