事業承継セミナー

そーせいグループ、イドルシア社より医薬事業を買収

更新日:

そーせいグループ株式会社(4565)は、Idorsia LtdおよびIdorsia Pharmaceutical Ltd(以下、総称してイドルシア社)より、イドルシアファーマシューティカルズジャパン株式会社(東京都港区、以下IPJ)およびIdorsia Pharmaceuticals Korea Co., Ltd.(韓国 江南区、以下IPK)の全株式を取得し子会社化することを決定した。

そーせいグループは、国際的なバイオ医薬品企業。英と日本の2拠点で肺疾患薬などを製造している。

IPJおよびIPKは、医薬品等の輸出入・販売を行っている。

本件M&Aによる戦略的意義は以下の通り。

  • 日本における臨床開発機能と収益力の高い販売体制、従来にない販売・マーケティングモデル、規模拡大と価値創出力が加わることによる、グループのミッションの加速
  • 主要製品であるピヴラッツ®とダリドレキサントの獲得、およびCenerimod とLucerastatに対する独占的オプション権、そしてイドルシア社のグローバルパイプラインから最大5品目の臨床段階にある追加的プログラムに対する特定の権利による、将来のパイプライン確保・拡大
  • 過去20年、日本と韓国で多くの承認取得と上市を成功させた田中諭氏が率いる、実績とサービス提供力を有するチームの獲得
  • 日本の臨床環境を活用し、見逃される専門疾患領域をターゲットにするとともに、より広域なAPACへの拡大と製品上市を可能とするプラットフォームの獲得

また本取引により、日本およびAPAC(中国を除く)地域にて、

  • グループが100%保有する従来からの自社開発品
  • イドルシア社のパイプラインから選定されそーせいグループがオプション権あるいは特定の権利を獲得した臨床候補化合物
  • 他社の有望な製品/開発品の導入

の3つの方法で、有望なパイプラインを獲得し、開発および販売を図る。

取得価格:
①IPJ:アドバイザリー費用等も含め約8,319百万円。
②IPK:アドバイザリー費用等も含め約19百万円

バイオ・医薬品製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら

そーせいグループに関連するM&Aニュース

そーせいグループ、子会社含めた商号変更、連結子会社間の合併などを発表

そーせいグループ株式会社(4565)は、2024年2月15日開催の取締役会において、そーせいグループおよび子会社の商号変更、同社本店所在地変更ならびに完全子会社であるイドルシアファーマシューティカルズジャパン株式会社(東京都港区)と、同じく完全子会社である株式会社そーせい(東京都都千代田区)の合併を実施することについて決議した。イドルシアファーマシューティカルズジャパン株式会社を存続会社、株式会社

そーせいグループ(4565)、ナノ粉砕化技術応用の医薬品開発子会社アクティバスファーマを譲渡

そーせいグループ(4565)は、子会社である株式会社アクティバスファーマ(千葉県船橋市)の全株式を、台湾証券取引所に上場するFormosaLaboratories,Inc.の子会社FormosaPharmaceuticals,Inc.へ譲渡することを決定した。譲渡価額は約3億9千万円。アクティバスファーマは、ナノ粉砕化技術、APNT(ActivusPureNano-particleTechnolo

そーせいグループ(4565)、子会社を通じてスイスの医薬品研究開発会社G7 Therapeutics AGを完全子会社化

そーせいグループ(4565)の子会社であるHeptares社は、スイスを拠点として医薬品の研究開発を行うG7TherapeuticsAG(スイス・チューリッヒ、G7社)の全株式を取得し完全子会社化することを決定し、株式購入契約書を締結した。取得価額は約13億4232万円。G7社は、本件完了後「HeptaresZurich」へと社名を変更する予定。G7社は、広範囲な疾患に関連があるとされている受容体

この記事に関連するタグ

「株式譲渡・子会社・クロスボーダーM&A」に関連するコラム

クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡契約書の基本

海外M&A
クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡契約書の基本

本記事では、クロスボーダーM&Aのスキームとして一般的な株式譲渡の場合に締結される株式譲渡契約書(英語ではSPA、SharePurchaseAgreementやStockPurchaseAgreementと表記されます。)について解説します。株式譲渡契約書(SPA)の一般的な内容一般的な株式譲渡契約書は概ね以下のような項目で構成されていることが多いです。売買の基本事項クロージング及びクロージング条

クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡の基本 ~法務~

海外M&A
クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡の基本 ~法務~

この記事では、クロスボーダーM&Aの手法として用いられることの多い株式譲渡について、基本的な事項をご紹介させていただきます。クロスボーダーM&Aとは日本企業が外国企業を譲り受けるIn-OutM&Aと外国企業が日本企業を譲り受けるOut-InM&Aを、国境をこえて行われるM&Aということで、クロスボーダーM&Aと呼びます。海外M&Aという呼ばれ方をする場合もあります。@sitelink株式譲渡とは株

関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip 2022」に登壇!

広報室だより
関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip 2022」に登壇!

2022年11月下旬に大阪市内で開催された関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip2022」(主催:株式会社ニューズピックス)で、株式会社日本M&Aセンターの渡部恒郎がトークセッションに登壇しました。当日の模様を紹介します。(写真左から)株式会社日本M&Aセンター取締役渡部恒郎氏、株式会社スマートメディア代表取締役成井五久実氏、株式会社USEN-NEXTHOLDINGS執行役員/事業

会社売却とは?メリットや注意点、流れを解説

M&A全般
会社売却とは?メリットや注意点、流れを解説

会社売却とは?会社売却とは、会社の事業や資産を第三者に売却し、対価を受け取るプロセスを指します。近年は、企業規模に関わらず、中小企業の会社売却の件数も増加傾向にあります。中小企業において、会社売却が検討される具体的な場面としては「後継者が身近にいないため、外部に引き継ぎ手を求めるケース」「自社単独での成長に限界を感じ他社と手を組むケース」が考えられます。この記事のポイント中小企業における会社売却で

株式譲渡とは?中小企業のM&Aにおける手続き、税金をわかりやすく解説

M&A全般
株式譲渡とは?中小企業のM&Aにおける手続き、税金をわかりやすく解説

株式譲渡は、その特徴から中小企業のM&Aで多く用いられるスキームです。本記事では、株式譲渡の概要、メリットやデメリット、手続き、税金について解説します。株式譲渡とは株式譲渡とは、譲渡企業の株主が保有する株式を他社に売却し、会社の経営権を引き継ぐ手法です。株主は比較的簡便な手続きで対価を受け取ることができ、譲渡企業の法人格は引き続き存続します。譲渡後は、株主構成が変わるだけでなく、会社への影響も比較

社長交代の流れ、必要な手続きを解説

M&A全般
社長交代の流れ、必要な手続きを解説

企業にとって、社長の交代は、経営方針や企業の未来に大きな影響を及ぼす極めて重要なプロセスです。本記事では、代表取締役社長が交代するタイミング、必要な手続きについて概要をご紹介します。※本記事では、「社長=代表取締役」という前提で、社長交代が必要となるケースについて解説します。社長交代のタイミングとは?社長交代のタイミングは企業ごとに異なりますが、一般的には、社長の年齢や健康状態がきっかけとなるケー

「株式譲渡・子会社・クロスボーダーM&A」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2023年7月
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031

月別M&Aニュース

注目ニュースワード