日立製作所、会社分割によりヘルスケア事業本部を子会社である日立ハイテクに承継へ
株式会社日立製作所(6501、以下「日立」)と株式会社日立ハイテク(東京都港区)は、日立のヘルスケア事業本部を、会社分割により同社子会社である日立ハイテクに承継することを決定した。
【分割する部門の事業内容】
・検体検査自動化システムおよび体外診断装置の設計・製造・販売および保守サービス
・粒子線治療システムおよびX線治療システムの設計・製造・販売および保守サービス
・再生医療ソリューション(細胞自動培養装置の開発、販売など)
・デジタルヘルスケア(臨床検査システム、ゲノム診断支援サービスなど
・病院運営支援ソリューション
・産業用 X 線 CT 装置の設計・製造・保守サービスおよび撮像サービス、および超伝導技術に関する研究・開発
日立を分割会社とし、日立ハイテクを承継会社とする吸収分割方式。
日立は、大手総合電機メーカー。情報・通信システムや社会・産業システムなど様々な製品・サービス群を手掛ける。
日立ハイテクは、医用分析装置・バイオ関連製品・半導体製造装置・分析機器・解析装置の製造・販売、および社会・産業インフラ・モビリティ等の分野における高付加価値ソリューションの提供を行っている。
両社は、ヘルスケア事業におけるパーパス「Innovating Healthcare, Embracing the Future」を共有し、ヘルスケア事業を推進しており、体外診断装置分野での営業チャネル、分析・自動化技術、顧客・パートナー協創による事業創生など共通点がある。
また、日立ハイテクで積み重ねた研究開発力やモノづくり力、日立の放射線治療システム事業で培ったグローバル KOL(Key Opinion Leader)との関係や、診断と治療をつなぐデジタルソリューションなど互いの強みがあることから、両社の事業を統合することが、ヘルスケア事業の成長を加速するために最適と判断し、今回の決定に至る。
・今後の予定
吸収分割契約締結日 2024年2月
吸収分割効力発生日 2024年4月1日