会社売却先シミュレーション

戸田建設のブラジル孫会社、陸上風力発電事業の2社を買収

更新日:

戸田建設株式会社(1860)は、ブラジル連邦共和国における孫会社 TODA Energia 2 Ltda.(Rio Grande do Norte 州 Pedro Avelino 市、以下TEB2 社)が陸上風力発電事業 を行う子会社2社(戸田建設の曾孫会社)を取得し、取得後に増資する(特定子会社化)ことについて決定した。

取得する会社は、Usina Eolica Casqueira A Ltda. 、Usina Eolica Casqueira B Ltda.の2社。
孫会社である TEB2 社が開発権を保有している会社2社を取得し、戸田建設の曾孫会社とする形式。当該2社は取得後に増資を行い、資本金額が戸田建設の資本金額の 1/10 を超えるため、戸田建設の特定子会社となる。

戸田建設グループでは環境・エネルギー事業を重点管理事業として掲げており、ブラジル連邦共和国において 2019 年度に連結子会社である TODA Investimentos do Brasil Ltda.(以下、TIB 社)を設立して陸上風力発電事業を展開している。

2件目の事業として、2022 年度に TIB 社の子会社である TEB2社を設立し、新たに陸上風力発電事業の拡大を進めてきた。
今般、立地の良い条件での事業展開に変更するため、開発権を保有している会社2社を取得することを決定した。

・今後の予定
株式売買契約締結日  2023 年 12 月
株式譲渡実施日    2023 年 12 月
増資予定日      2024 年 9 月

建築工事・ゼネコン業界のM&A・事業承継の動向はこちら

戸田建設に関連するM&Aニュース

戸田建設、各種設備工事・スーパー銭湯運営のカケンを買収

戸田建設株式会社(1860)及びその連結子会社である株式会社アペックエンジニアリング(埼玉県さいたま市)は、株式会社カケン(愛知県名古屋市)の発行済み株式の全部を取得し、連結子会社化した。アペックエンジニアリングは、戸田建設グループの設備会社。空気調和(A)・給排水衛生(P)・電気(E)・建築(C)及びリニューアル・防災・ESCO事業などの設計及び施工・保守・メンテナンスを行っている。カケンは、各

戸田建設、米Platinum Landscapeから事業を譲受け

戸田建設株式会社(1860)は、米国100%子会社である戸田アメリカ株式会社(米国カリフォルニア州)を通じ、PlatinumLandscape,Inc.(米国カリフォルニア州、以下:プラチナランド社)の事業を、2024年8月28日付けにて譲り受けた。戸田建設は、建築・土木、海外、投資開発、再生可能エネルギーなどの事業を行っている。プラチナランド社は、戸建て分譲住宅および同住宅街における植栽工事の施

戸田建設、ニュージーランドのホテルCoherent社株過半取得で開発事業に着手

戸田建設株式会社(1860)は、100%子会社TodaAsiaPacificPte.Ltd.(シンガポール、以下「TAP社」)を通じ、ニュージーランドでホテル事業を展開するColwallグループのCoherentHotelLtd.(ニュージーランド、以下「Coherent社」)の第三者割当増資を引き受け、Coherent社株式の過半(51%)を取得した。Coherent社の増資後の資本金が、戸田建

戸田建設、シンガポール子会社を通じてニュージーランドのホテル事業会社を買収

戸田建設株式会社(1860)は、2023年12月27日開催の取締役会において、シンガポール共和国における子会社であるTodaAsiaPacificPte.Ltd.(シンガポール、以下「TAP社」。)がニュージーランドにおいてホテル事業を営むCoherentHotelLtd.(ニュージーランド、以下「Coherent社」)の第三者割当増資を引き受けることにより、子会社化(戸田建設の孫会社)することに

戸田建設、人材派遣業のグリーン・サポート・システムズを買収

戸田建設株式会社(1860)は、2023年12月26日付で、グリーン・サポート・システムズ株式会社(東京都中央区)の発行済み株式の全てを取得し完全子会社化した。戸田建設は、建築・土木、地域開発・都市開発事業、不動産事業、再生可能エネルギーなどによる発電事業を行う。グリーン・サポート・システムズは、人材派遣業、人材紹介業、請負事業を行う。戸田建設はグリーン・サポート・システムズの有する人材紹介業のノ

この記事に関連するタグ

「買収・クロスボーダーM&A」に関連するコラム

キリンの海外事例から読み解く!M&Aポイント解説

海外M&A

国内外のM&Aに精通する専門家が、国内ビール業界の中でも海外展開を積極的に進めてきたキリンHDの海外M&A事例について解説します。(本記事の情報は2022年時点のものです)キリンHD、MyanmarBreweryの全株式譲渡、ミャンマー事業から撤退へ(2022年06月30日)2011年の民政化をうけ、長年にわたる経済制裁が緩和されたミャンマー。「アジア最後のフロンティア」として注目を集めていたこの

M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&A全般
M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&Aの失敗には、投資対効果の未達、のれんの減損損失、デューデリジェンスの不備、人材流出などがあります。原因や失敗事例を通して、対策法を解説します。M&Aは企業成長を加速させる成長戦略の一つですが、必ずしも期待どおりの効果が得られるとは限りません。当初の目標を下回り、失敗とみなされるケースもあります。M&Aを成功に導くには、失敗事例を知って対策を講じることが不可欠です。本記事では、M&Aが失敗とみ

買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

M&A全般
買収とは?合併やM&Aとの違い、種類、プロセスを解説

買収は、企業の成長や事業承継の手法として広く活用されています。売り手側にも買い手側にもメリットがある一方で、リスクもあるため注意が必要です。本記事では、買収と合併、M&Aの違いをはじめ、買収の種類やプロセスをわかりやすく解説します。この記事のポイント買収とは、対象企業の事業や経営権を取得することで、「事業買収」と「企業買収」に分けられる。買収には「友好的買収」と「同意なき買収」があり、一般的に中小

TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

TOB(株式公開買付け)は、市場外において上場企業の株式を直接買い付けるM&A手法の一つです。近年では、経営権の取得や企業再編、グループ化、MBOの手段としても注目されています。この記事では、TOBの基本的な仕組みやほかのM&A手法との違い、メリット・デメリットのほか、TOBの具体的な流れなどについて、わかりやすく解説します。この記事のポイントTOBは、市場を通さずに不特定多数の株主から株式を直接

企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

M&A全般
企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

事業承継や業界再編への対応策として、企業買収の動きは今後ますます加速することが考えられます。本記事では、企業買収の基礎を整理した上で、その種類やメリット・デメリット、具体的な流れなどについて解説します。この記事のポイントM&Aによる企業買収は、経営陣が他社の株式を取得し、経営権を獲得する手法で、目的には競争力強化や事業多角化がある。企業買収には友好的買収と同意なき買収があり、前者は経営陣との合意を

【M&A成約事例】兵庫とシンガポール企業のクロスボーダーM&Aを支援

広報室だより
【M&A成約事例】兵庫とシンガポール企業のクロスボーダーM&Aを支援

富永商事ホールディングス(青果卸)がFreshmartSingapore(青果輸入卸)の一部株式を譲受け青果卸の富永商事ホールディングス株式会社(本社:兵庫県南あわじ市/代表取締役社長:富永浩司)は、シンガポールの青果輸入卸「FreshmartSingaporePteLtd」(本社:PandanLoop,Singapore/ManagingDirector:KohChoonKiat)をクロスボーダ

「買収・クロスボーダーM&A」に関連する学ぶコンテンツ

買収先の本格検討・分析

買収先の本格検討・分析

買収先の探し方でご紹介したように、買い手はノンネームシート、企業概要書で買収先についてM&Aを進めるかどうか検討します。本記事では、買い手が企業を検討する際流れと、陥りがちな注意点についてご紹介します。この記事のポイント買い手がM&Aを進める際、最初にノンネームシートや企業概要書を通じて対象企業を検討し、提携仲介契約を結んだ後に質疑応答を行う。M&Aの目的を明確にし、買収先にすべての問題解決を求め

買収先の探し方

買収先の探し方

買い手の相談先でご紹介したように、M&A仲介会社などパートナーを選定したら、いよいよ買収先の候補企業を探すステップに移ります。本記事ではM&A仲介会社を通じてお相手探しを行う主な方法について、日本M&Aセンターの例をもとにご紹介します。この記事のポイント買収先の探し方には「譲渡案件型」と「仕掛け型」の2つがあり、譲渡案件型ではノンネームシートや企業概要書を通じて情報を開示し、秘密保持契約を締結する

買い手にとってのM&A。目的や留意点とは?

買い手にとってのM&A。目的や留意点とは?

買い手の買収戦略には様々な目的があります。M&Aの成功に向けて、押さえておきたいポイントを確認していきましょう。この記事のポイント買い手がM&Aを行う目的には、市場シェアの拡大、事業領域の拡大、事業の多角化、人材獲得・技術力向上、効率性の向上がある。買収により、企業は迅速に成長を加速し、顧客ベースや販売チャネルを拡大することができる。M&Aにはコストや中長期的な取り組みが必要で、成約後の経営統合計

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

月別M&Aニュース

注目ニュースワード