日本製鉄の子会社の日鉄鋼板、子会社の北海鋼機を吸収合併
日鉄鋼板株式会社(東京都中央区)と完全子会社である北海鋼機株式会社(北海道江別市)は、合併をすることを決定した。
日鉄鋼板を存続会社、北海鋼機を消滅会社とする吸収合併方式。
日鉄鋼板は、めっき鋼板、カラー鋼板等の製造・販売金属サンドイッチパネル、金属屋根・成形品の製造・販売、軽量形鋼他の製造・販売等を行っている。
北海鋼機は、カラー鋼板、フラットデッキ・スリット加工品の製造・販売等を行っている。
背景・目的
日鉄鋼板は、2008年4月に北海鋼機を完全子会社化し、雪印®カラー※及びSGL®を中心とした製造・販売戦略の共有、人事交流等による事業基盤強化に取り組んできた。
一方で、北海道の需要構造は、人口減少等により住宅需要が漸減するなか、半導体工場やデータセンター等の進出が加速するなど大きな変化に直面している。
また、鉄鋼業界を取り巻く事業環境も省エネルギーや2024年物流課題(ドライバーの労働時間規制強化)に加え、人材確保をはじめとする新たな社会課題に一段と踏み込んだ対応が求められる状況となっている。
かかる環境下、きめ細かい顧客対応を可能とする道内生産の強みを活かしつつ、安定供給の継続と製品・サービスの向上に取り組むには、日鉄鋼板と北海鋼機が製造・販売をはじめとするあらゆる分野で一体的な運営を行う事が有効であると考え、合併することとした。
※雪印®:雪印メグミルク株式会社の登録商標である。
日程
合併期日:2025年4月1日(予定)