成長戦略セミナー

UTグループ、派遣事業を扱う子会社間にて吸収合併を実施へ

更新日:

UTグループ株式会社(2146)は、完全子会社であるUTコネクト株式会社(東京都品川区)とUTパートナーズ株式会社(東京都品川区)の吸収合併を発表した。

UTコネクトを存続会社、UTパートナーズを消滅会社とする吸収合併方式。

UTコネクトは、総合人材派遣・請負事業を行っている。全国に49拠点を展開し、約14,000名の技術職社員が在籍している。

UTパートナーズは、製造業務全般に関するアウトソーシング事業・労働者派遣事業を行っている。全国に12拠点を展開し、約2,600名の技術職社員が在籍している。

背景・目的

UTグループは、国内事業を「モーター事業」「セミコンダクター事業」「エージェント事業」「ネクストキャリア事業」の 4タイプの事業に再定義し、各事業のニーズに対応する事業戦略を策定した。

地域に根差した派遣サービスを提供するエリア事業は、地元ではたらきたい求職者のエージェント機能として、派遣のみならず多様な仕事とマッチングするエージェント事業に転換する。

この転換を実現するために、UTコネクトとUTパートナーズを統合し、機動的かつ効率的な意志決定ができる体制を整備し、重点エリアを中心に経営資源を配分していく。

顧客接点を中心に人的リソースを投下することで、多様化する求職者のはたらき方の志向(地域、業種、労働時間等)に合わせた多様な職場や働き方の機会提供を図る。

日程

合併決議取締役会(各当事会社):2024年11月下旬(予定)
合併契約締結日(各当事会社) :2024年11月下旬(予定)
合併決議株主総会(各当事会社):2025年2月26日(予定)
合併期日(効力発生日)    :2025年4月1日(予定)

人材派遣・紹介業界のM&A・事業承継の動向はこちら

人材派遣・紹介業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、人材派遣・紹介業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

UTグループに関連するM&Aニュース

UTグループ、日立グループ傘下の日立茨城テクニカルサービスを子会社化へ

UTグループ株式会社(2146)は、株式会社日立茨城テクニカルサービス(茨城県日立市)の51%の株式を取得し、子会社化することを決定した。UTグループは、製造・設計・開発・建設分野等の無期雇用派遣事業を行っている。日立茨城テクニカルサービスは、日立製作所の子会社。電気機械器具・金属加工製品等の設計・製造請負および人材派遣事業を行っている。日立グループとUTグループは、2020年7月に水戸エンジニア

UTグループ、人材派遣・請負事業を行うベトナムの連結子会社Green Speed有限会社の株式譲渡へ

UTグループ株式会社(2146)は、海外連結子会社(孫会社)であるGreenSpeedCo.,Ltd.(ベトナム・ビンズオン省、GS有限会社)の持分を創業者個人に譲渡することを決定した。本件は、これまでGS有限会社にて展開してきた人材サービス事業の全てを、UTグループの連結子会社であるGS株式会社(GS有限会社の完全親会社)に集約する事業移管が完了したことに伴って行われる。UTグループは、製造・設

UTグループ、愛知県を中心に製造業及び外国人労働者の請負・人材派遣事業を行うスリーエムの全株式取得、子会社化へ

UTグループ株式会社(2146)は、株式会社スリーエム中部(愛知県岡崎市)、株式会社スリーエム東海(愛知県豊橋市)および株式会社スリーエムスタッフ(愛知県岡崎市)の親会社である株式会社スリーエム(愛知県豊橋市)の自己株式を除く全株式を取得し、子会社化することを決定した。取得価額は、3,053百万円。UTグループは、製造・設計・開発・建設分野等の無期雇用派遣事業を展開している。スリーエムは、経営指導

UTグループ、製造業向け人材派遣を行うシーケルHDの全株式取得、子会社化へ

UTグループ株式会社(2146)は、株式会社シーケルホールディングス(茨城県水戸市)の全株式を取得し、子会社化することを決定した。今後、シーケルHDの子会社株式会社シーケル(茨城県水戸市)は孫会社となる。取得価額は、1,708百万円。UTグループは、製造・設計・開発・建設分野等の無期雇用派遣事業を展開している。シーケルHDは、一般労働者派遣事業、有料職業紹介事業およびアウトソーシング業を展開してい

UTグループ(2146)、日立製作所のグループ会社水戸エンジニアリングサービスの全株式取得、子会社化へ

UTグループ株式会社(2146)は、株式会社日立製作所(6501)のグループ会社である水戸エンジニアリングサービス株式会社(茨城県ひたちなか市)の全株式を取得し、子会社化することを決定した。UTグループは、製造工場向けの人材派遣および設計・開発、IT、建設分野への技術者の派遣事業等の人材サービスを通じて、働く意欲を持った全ての人に働くことを通じたスキルアップやキャリア形成の機会を提供している。日立

この記事に関連するタグ

「吸収合併・合併」に関連するコラム

吸収合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

M&A全般
吸収合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

本記事では合併手法のうち、吸収合併について概要をご紹介します。吸収合併とは?吸収合併は、存続会社に消滅会社のすべての権利義務を包括的に承継させる合併手法の1つです。より効率的な経営を目指し、シナジー効果を創出することを目的に行われます。具体的には資産・負債や、取引先や従業員などが、消滅会社から存続会社へ包括的に承継されます。「包括的に承継される」とは、相続のように個々の承継手続きをとることなく、一

新設合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

M&A全般
新設合併とは?メリット・デメリット、流れを詳しく解説

M&Aは大きく分けて「合併」と「買収」の2種類に分けられますが、新設合併は、組織再編を目的とする合併手法のひとつです。本記事では新設合併の概要をご紹介します。新設合併とは?新設合併とは、複数の組織や企業が合併し、新たな組織や企業を設立する合併手法です。一般的には、グループ内の企業を統合させることによるコスト削減や生産性の向上、事業規模の拡大などを目的に行われます。合併する複数の会社の法人格は消滅し

合併とは?買収との違い、種類やメリット・デメリット、事例を解説

M&A全般
合併とは?買収との違い、種類やメリット・デメリット、事例を解説

M&A(MergersandAcquisitions)は企業の合併・買収のことであり、「Mergers」が今回ご紹介する合併を指します。本記事では合併の概要や買収との違い、メリット・デメリット、必要な手続きなどについてご紹介します。合併とは合併とは、複数の組織や会社が法的に1つになることを指します。他のM&A手法と同様に、企業の成長力を高める目的で行われます。実務的には完全子会社化した後、一定の時

25社譲受して成長するハシダ技研工業の「M&Aは人助け」の凄み

広報室だより
25社譲受して成長するハシダ技研工業の「M&Aは人助け」の凄み

「M&Aは人助け」を信条に2008年から2022年までの間、買い手企業として計25社を譲受した大阪市のハシダ技研工業株式会社。火力発電所に使用されるガスタービン部品は高い技術力から、ゼネラル・エレクトリック(GE)社や三菱重工業など名だたる企業を取引先に持ち、自動ドアの自社ブランドも好調な製造業のグループ企業です。後継者のいない製造業を譲り受けながら成長を果たしています。事業はグループ売上高200

買収とは?目的やメリット、手法、流れをわかりやすく解説

M&A全般
買収とは?目的やメリット、手法、流れをわかりやすく解説

事業構造、産業構造が大きく変化する今、「買収」を検討している企業が年々増加しています。本記事では買収の概要、メリット、進める流れについてご紹介してまいります。この記事のポイント買収は他企業の株式を取得し経営権を獲得する手法であり、迅速な事業展開が可能である。合併や子会社化と異なり、買収は株式の過半数以上を取得することで行われ、敵対的買収と友好的買収の2種類が存在する。買収の目的は売上拡大や事業多角

コングロマリットとは?メリットや企業事例を紹介

M&A全般
コングロマリットとは?メリットや企業事例を紹介

不透明な時代を生き抜くための戦略として、コングロマリット型経営は注目されており、国内ではその動きが活発化しています。本記事では、コングロマリットの特徴やメリットなどについて解説していきます。コングロマリットとはコングロマリット(conglomerate)とは、異なる業種や産業に属する複数の企業が経営統合を行い、1つの大きな企業グループを形成することを指します。コングロマリットは、さまざまな事業分野

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2024年11月
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

月別M&Aニュース

注目ニュースワード