森トラスト、軽井沢の老舗ベーカリー浅野屋をグループ化へ
森トラストグループは、創業90年を超える老舗ベーカリー「ブランジェ浅野屋」を運営する株式会社浅野屋(長野県北佐久郡)の株式を、株式会社万平ホテル(東京都港区)を通じて2024年12月23日に株式譲渡契約を締結し、2025年1月31日付(予定)でグループ傘下とすることを発表した。
森トラストは、日本の都心部における大型複合開発や、全国のホテル&リゾート事業を手掛ける総合不動産ディベロッパー。「不動産事業」「ホテル&リゾート事業」「投資事業(国内・海外)」の3事業を主軸に、国内外64棟のビル・住宅・商業施設(2024年3月時点)と、35ヶ所のホテル・リゾート施設を展開している。
万平ホテルは、避暑地軽井沢とともに一世紀を超える歴史を歩み続けるクラシックホテル。「アルプス館」は、国の登録有形文化財に登録されている。
浅野屋は、創業90年を超える老舗ベーカリー「ブランジェ浅野屋」を運営している。
目的
本件M&Aにより、森トラストグループより浅野屋へ取締役を派遣し、浅野屋がもつパン作りの技術力と万平ホテルのホスピタリティを活かした相乗効果を狙う。
万平ホテルのカフェ運営のノウハウを生かし「ブランジェ浅野屋」のカフェ業態の強化を図る一方で、万平ホテルのお土産や食品部門の商品開発などに取り組み、付加価値の高いサービスの提供に努めていく。
また、森トラストグループが展開する日本国内35ヶ所のホテル・リゾート施設、カフェ施設においてもパンの商品力強化、バリエーション強化などをおこなう予定。