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日本型PMIの方法論 ―中堅・中小企業を成長させるポストM&Aのプロセス
- 日本CGパートナーズ 取締役 竹林 信幸
- 出版社:株式会社プレジデント社
- 定価:1,650円(税込)
- 発売日:2019年3月1日
- ISBN-10:4833451409
- ISBN-13:978-4-8334-5140-6
M&Aは、「成約」がゴールではない。
異なる企業同士が、当初目論んでいた成果を享受してはじめて、「成功」といえるのである。
日本M&Aセンターで、中堅・中小企業のためのポストM&Aのプロセス=PMIを手がけてきた著者がM&Aを成功に導くPMIの考え方と手法を、理論と経験をもとに豊富な図版を交えつつ解説。売り手企業と買い手企業が思いを共有し、シナジー効果を実現するためには、何が必要か。PMIコンサルティングの現場ですぐに活用できるツールとして、事例ごとの「帳票例」も掲載。PMIに悩む経営者、実務者向けの極めて実践的な教科書となっている。
【著者プロフィール】竹林 信幸
株式会社日本CGパートナーズ(現 株式会社日本PMIコンサルティング) 取締役
1970年、長野県松本市生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。大手生命保険会社を経て、国内外コンサルティング会社にて経営コンサルティング業務に従事。M&A支援、企業再生、経営者向けのコーチングなど、豊富なコンサルティング経験を有する。日本M&Aセンター入社後、PMI支援室の正式発足時に参画し、日本における中堅・中小企業向けのPMIの体系構築、パッケージ化したサービスの導入に尽力。「シナジー効果を享受するまでがM&A」との信念に基づき、日本M&AセンターのPMI案件のすべてに携わる。2018年、日本M&Aセンターの子会社である日本CGパートナーズの設立に伴い、取締役就任。経営会議でのファシリテーションなど、譲渡企業と譲受企業の意思決定の緩衝材となる役割も担っている。
株式会社日本CGパートナーズ
日本M&Aセンターの100%出資で、2018年4月に設立。PMIを単なる「M&A後の経営統合」ではなく、「資本提携後に売り手企業と買い手企業がともに成長する過程(Collaborative Growth Process)」と再定義し、売り手企業、買い手企業の双方をサポート。M&A後に両社が成長を実現するために必要となる会計領域、ビジネス領域のコンサルティング業務を行う。
第1章 PMIの定義
- PMIとは何か、成約は「ゴール」でなく「スタート」、経営を担う人材は不足している
第2章 いま求められるPMI
- 日本における中堅・中小企業の現状、売り手企業の3分の1はM&A後も不安がある
第3章 PMIは「人」で決まる
- 「PMI巧者」の3つの共通点、「角」の見極め力を身につける、「センス」とは「見識」である
第4章 「日本型PMI」を実践する
- 【マインドセット編】「違い=問題」ではない、角を矯めて牛を殺す、企業文化の融合はPMIの必須条件なのか
- 【実践編】売り手企業の現状を把握する、キーパーソンへのインタビュー、クイックヒット施策の重要性
第5章 PMIの準備
- 「ポストはプレ、プレはポスト」、PMIには予算が必要、思いを引き継ぐ「成約式」
第6章 PMIの事例と帳票
- シナジー創出の前段階で連結決算と内部統制を整備、リストとフローで経営課題を見える化etc
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