双日、サステナブルファイナンスのSDGインパクトジャパンと資本業務提携
双日株式会社(2768)と株式会社SDGインパクトジャパン(東京都千代田区、以下「SIJ」)は、カーボンクレジット関連事業を含めた温暖化対策・低炭素事業の共同検討に向けて、資本業務提携契約を締結した。
双日は日本の総合商社。双日グループは、自動車、航空・社会インフラ、エネルギー・ヘルスケア、金属・資源・リサイクル、化学、生活産業・アグリビジネス、リテール・コンシューマーサービスの7つの本部体制で、国内外での多様な製品の製造・販売や輸出入、サービスの提供、各種事業投資などを多角的に行っている。
SIJは、金融およびサステナビリティの専門家によって設立された、サステナブルファイナンスに特化した企業。
目的
双日及びSIJの両社は、途上国における再生可能エネルギー事業などにおいてカーボンクレジットを創出する事業や脱炭素・循環型社会につながる領域のスタートアップ関連事業での協業について、共同で検討を進める。また、二国間クレジット制度(JCM)※の活用も視野に入れている。
※二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism:JCM)
途上国と協力して温室効果ガスの削減に取り組み、削減の成果を両国で分け合う制度。
政府がNDC(Nationally Determined Contribution:国が決定する貢献)の削減目標への活用を閣議決定し、2030年までに累積で1億t-CO2のJCMクレジットを確保するという目標が掲げられており、民間企業の資金拠出による新制度(民間主導型JCM)の制度設計も進められている。