2021年10月14日、新潟県上越市に本社を置く株式会社サトウ産業がTOKYO PRO Market(TPM)へ上場。
新型コロナウイルス感染対策のため、人数制限やマスク着用などの措置が取られる中、ソーシャルディスタンスを保った状態で、東京証券取引所にて上場セレモニーが開催されました。サトウ産業は、新潟県における2社目のTPM上場企業となり、上越市内では初のTPM上場企業となりました。
女性の役員比率50%!ESG経営を推進
サトウ産業は1974年創業。建築物の構造体である「柱」や「梁」などの設計、製作を手掛ける鉄工建設事業を営む企業です。関東圏での高い納入実績が強みで、内製化率も95%を誇り高い効率性が業績を支えています。上越市内には広大なストックヤードを保有し、大規模な受注案件にも対応できる点が武器となっています。
世界の潮流となるESG経営を先取りする形で、女性役員比率も50%と高く、従業員の女性比率も3割以上と建設業界では異例の水準で、働きやすい職場環境も実現しています。
東証にて上場セレモニーを開催
10月14日の上場日当日は、サトウ産業の佐藤明郎代表取締役ら役職員5名の皆様が、東京証券取引所で開催される上場セレモニーに出席しました。通常であれば社員の皆様や上場に携わった関係者の皆様も出席し、盛大なセレモニーが開催されるのですが、コロナ感染防止対策の観点から人数制限(5名以内)を行ったうえで、十分なソーシャルディスタンスを保った状態で、東証でのセレモニーが開催されました。
式典では、東証の小沼専務より佐藤社長へ上場通知書が手渡されました。恒例の打鐘では、企業名が刻印された木槌を使い、「企業の繁栄」を祈って計5回の鐘の音を打ち鳴らしました。東証のティッカー(=円形電光掲示板)には「祝上場 株式会社サトウ産業」の文字が流れ、上場のお祝いムードを大いに盛り立てていました。
佐藤社長は「『固定観念にとらわれない柔軟な思考、奇抜な発想、行動は大胆に』をテーマに、これからもお客様に選んで頂ける鉄工建設事業者として街創りに貢献して参ります」と決意を新たにしました。
TPM上場で持続的な成長基盤を整備
地元新聞社と業界紙からの取材には「上場日に鐘をたたくこともでき、夢のようで感無量です。上場は通過点、社会の公器となって社員の生活を守り、さらに社会に貢献していきたいです」とさらなる企業の飛躍を誓いました。