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どこと組むかを考える成長戦略型M&A
- 日本M&Aセンター 代表取締役社長 竹内直樹
- 出版社:株式会社プレジデント社
- 定価:1,650円(税込)
- 発売日:2017年9月19日
- ISBN-10:4833451220
- ISBN-13:978-4-8334-5122-2
日本における中堅・中小企業のM&Aは、後継者不在による事業承継型がほとんどだったが、ここへきて起業して会社を伸ばしてきたオーナー経営者が、若くして会社を売るケースが出てきている。目的は、会社と社員のさらなる成長と飛躍だ。
その背景として日本におけるM&Aの変遷と産業構造の変化を解説。何のため、誰のためのM&Aかと、これから日本におけるM&Aがどのように進むかを紹介する。実際に会社を「売る」ことで、事業シナジーと売上増を実現した事例を、10事例以上紹介。
【著者プロフィール】竹内 直樹
株式会社日本M&Aセンター 代表取締役社長
1978年生まれ。広島県出身。2007年日本M&Aセンターに入社。主に中堅・中小企業と上場企業に対して買収提案を担う部署の責任者として、上場後のブリッツスケール(爆発的成長)に貢献。譲受け企業だけではなく譲渡企業の成長も実現する「成長戦略型M&A」を提唱し、日本経済におけるM&Aの普及・啓発に尽力。2018年から取締役となり、全社の戦略立案と実行を指揮して、連続的な業容拡大を実現。2024年4月より現職。日本M&Aセンターホールディングス取締役も兼務。
はじめに
第1章 「成長戦略型M&A」とは何か?
- 会社を売ることで自社を成長させる
- 産業構造の激変に対応するために
- 情報を制する会社が勝ち残る時代
- 経営者・社員・会社の三者の幸せな未来を描く
- 「ミニIPO」で事業承継と成長戦略を実現する
第2章 「価値情報」を活用できる会社が勝ち残る
- データ集積の重要性が増している
- オフィスコム株式会社のケース 大手企業と組むことで前年比160%の成長を果たす
- 株式会社インフィールドのケース 創業経営者のジレンマを解消
第3章 人の成長なくして企業の成長なし
- 事業の成長に人の成長が追いつかない
- 株式会社VALORのケース 上場企業の採用力、社員教育制度を活用
- 株式会社向井珍味堂のケース 受け身だった社員たちが主体的に動いて会社を牽引
第4章 大手企業と組んで中間流通業から脱却
- 中間流通機能だけでは生き残れない
- 株式会社針谷鋼材のケース 専門商社からの脱皮と承継問題の解決を同時に果たす
- 株式会社ペリテックのケース 上場企業と組んで「価値創造」の機能を補完
第5章 ファンドを活用したM&Aで会社を成長させる
- ファンドへの株式譲渡はローリスク・ミドルリターン
- 株式会社クニ・ケミカルのケース ファンドに売却後、新社長のもとで成長が加速
- 天竜精機株式会社のケース コンサル会社への事業承継で売上げ1.3倍の成長を果たす
おわりに
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