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事例で学ぶPEファンドを活用した中小企業のM&A
かつてない「PEファンド活用」の時代が到来!
5社の成功事例を素材に
PEファンドを活用したM&Aを徹底解説
M&Aにおいて、譲渡先の候補になるのは事業会社だけではありません。「PEファンド」への譲渡もまた、有力な選択肢であり、事業会社とのM&Aとは違ったメリットが数多くあるのです。PEファンドの活用という経営戦略の選択肢を知らないままM&Aを実施してしまうのは、非常にもったいないことだといわざるを得ません。(「はじめに」より抜粋)
近年、中堅・中小企業にとって、PEファンドを活用できるチャンスが、どんどん広がってきています。PEファンドとは、非上場企業の株式に投資をするファンドです。投資をした譲渡企業へさまざまな経営資源(人材やノウハウ、資金など)を投じて、経営をサポートしながら企業価値を上げることを目指します。そして企業を成長させ、最終的には株式を上場させたり、より良い相手へM&Aを実施したりしていくことが役割です。PEファンドはオーナー経営者自身のみならず、従業員、取引先など、すべての利害関係者に益する存在だといえます。しかし、わが国ではまだこのPEファンドの本質や、メリットへの理解が広く浸透しているとはいえません。本書ではPEファンドの仕組みや特徴、中堅・中小企業のPEファンド活用方法について、さまざまな事例を用いながら分かりやすく解説します。
【著者プロフィール】株式会社日本M&Aセンター ファンド部
日本M&Aセンター ファンド部はダイレクト事業部の中核部署として、国内のPEファンド約70社をカバレッジする唯一の専門部署。部長の能登がPEファンドのポテンシャルを考え、2014年に起ち上げ、ファンドへの投資事例から、投資会社のロールアップ、イグジット提案まで幅広いサポートを行う。メンバーは金融機関や事業会社でトップレベルの成績を上げた19名で構成。
はじめに
【序章】PEファンド活用の5大メリットを一挙に解説
- 既存の組織や人材をサポートし、成長させてくれる
- 後継経営者、経営人材を外部から招聘できる
- 会社を成長・発展させることができる
- 将来のIPOの可能性を高めることができる
- 経営の独立を尊重できる
第Ⅰ部 事例編
【第1章】PEファンドのサポートで社内改革を実行 一族経営が続く企業で社員から後継者を選び事業承継をした事例
(アートジャパン株式会社×株式会社日本投資ファンド)
【第2章】PEファンドへの株式譲渡により創業者利益を確定し上場企業のグループ入りを実現させた事例
(株式会社IDクリエイト×日本グロース・キャピタル株式会社)
【第3章】PEファンドが主導となって社長を招聘し事業承継をした事例
(金城重機株式会社×日本協創投資株式会社)
【第4章】IPOを目指す経営者がPEファンドをパートナーとして社内体制強化・追加M&Aを実行した事例
(株式会社ワールドコーポレーション×株式会社アドバンテッジパートナーズ)
【第5章】経営危機の老舗企業がPEファンドの出資で再生しイグジットした事例
(京商株式会社×新生企業投資株式会社、株式会社エーツー)
第Ⅱ部 知識編
【第6章】大企業から中小企業へ拡がるPEファンド活用のチャンス
- かつてない「PEファンド活用チャンス」の時代
- 常に出資の窓口を開いてくれている存在がPEファンド
- PEファンドに潤沢な投資資金が集まっている
- PEファンドは積極的な投資姿勢を強めている
- なぜ日本企業が注目されているのか
- 国も、中小企業のPEファンド活用を支援
- PEファンドの種類
- 国内系PEファンドは、中小企業を対象とするファンドもたくさんある
【第7章】最高のPEファンドと出会うために欠かせない仲介会社を知る
- M&A仲介会社でもっとも大切なのは担当者
- PEファンドとのM&Aに適した仲介会社の選び方
付録 PEファンドに関するよくある質問と回答
おわりに
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